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【FIFA10 ワールドクラスサッカー】さらなる進化を遂げた「本物」のサッカーゲーム

文:Guy Cocker(GameSpot UK) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年10月26日 08時00分
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良い点

  • 快適な操作性の360度ドリブル
  • ほとんどのモードで選手データを併用可能な「バーチャルプロ」
  • 多彩なシングル&マルチプレイモード
  • ゲームに奥深さをもたらす「マネージャーモード」

悪い点

  • ライブ・シーズン2.0の有料アップデート
  • 問題が残るバーチャルプロのゲームフェイス機能
  • 洗練されていないメニューシステム

 EA SPORTSの「FIFAサッカー」シリーズはここ数年飛躍的な進化を遂げているが、ついにゲーム内容の面でも華やかな宣伝文句に違わぬレベルに到達したようだ。Electronic Arts(EA)の「FIFA10 ワールドクラスサッカー」は、非常に滑らかな360度ドリブルや改善されたアニメーション、現実的な反応を見せる敵AIなどによって、シリーズ最高傑作といえる出来になっている。また、パワーアップして再登場の「マネージャーモード」や、新登場の「バーチャルプロ」機能により、プレーヤーは自分が作成した選手をゲーム中で使用し、ほとんどすべてのモードにおいて新たなスキルのアンロックによる成長を楽しめるようになっている。これらの新機能によって、ユーザーは友人とのクイックマッチであろうとマネージャーとなっての数シーズンに渡る戦いであろうと、他に類を見ないサッカーゲームを満喫できるのである。だが、依然として問題点も残っている。多彩になったオプションとゲームモードによってメニューシステムが複雑化していたり、有料のシステムアップグレードは今後のダウンロードコンテンツ課金に不安を残している。しかし、これらの細かい問題はさておき、本作は間違いなく現時点で最高のサッカーゲームであり、すべてのサッカーファンが手にしたくなる一本であることには間違いない。

バーチャルプロで自分が作成した選手をお気に入りのチームに入れることも可能で、プレイを重ねれば新しい能力もアンロックされる バーチャルプロで自分が作成した選手をお気に入りのチームに入れることも可能で、プレイを重ねれば新しい能力もアンロックされる

 FIFA10 ワールドクラスサッカーはプレイ面では大幅な見直しはされていないが、各種のバランス調整や改善によってその深みは確実に増している。そして新機能の最たるものが360度ドリブルであり、従来よりもはるかにスムーズなボールコントロールを可能にしている。以前のプレーヤー操作は8方向に限られており、選手がピッチ上をジグザグに走る姿はアナログ操作以前の時代に逆戻りしたかのようであった。それに対し本作では、ドリブル時のより細かな動きや攻め込む角度の微調整も可能になったため、選手の動きはより自然なものになっている。この点は、前作の「FIFA09 ワールドクラスサッカー」に戻って違いを比べてみないとわからない変化であるが、この滑らかな動きはこれまでのあらゆるサッカーゲームに見られなかったものである。

 新登場の操作系に加え、改善されたアニメーションやより高度な動きを見せるAIによって、前作でみられたささいだが厄介な問題の数々は見事に解消されている。空中でボールをキャッチする際にCPUが不当に有利になることもないし、アニメーションルーチンが改良されたゴールキーパーの動きも秀逸で、セービングもよりリアルになっている。各選手には身体能力に関するさまざまなデータが用意されており、身長、体重、体力といったデータの差異はこれまでにないほど正確に再現されている。選手のボールコントロールはより現実的なものとなり、高めのボールが飛んできても足元に落ちるのを待つのではなく、インターセプトするために移動してから胸でトラップしてみせたりする。つまり、本作のプレイ面は圧倒的に完成度が高いのだ。

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