Xbox LIVEアーケード(XBLA)はMicrosoftのゲームダウンロードサービスで、初代「Xbox」から、Microsoftの現行のゲーム機である「Xbox 360」までで利用できる。初代Xboxのためにリリースされたときは、ユーザーが購入しハードドライブにダウンロードしたゲームにアクセスするには、専用のXbox LIVEアーケードDVDをシステムにセットする必要があった。Xbox 360がリリースされると、このDVDの内容はシステムソフトウェアに組み込まれたため、ユーザーはゲームを直接ダウンロードできるようになった。
XBLAのタイトルはカジュアルゲームが大半だ。初期には、ハードドライブが付属しないローエンドのXbox 360を購入したユーザーでも利用できるように、容量が50Mバイト以内のタイトルに限られていた。のちにMicrosoftはその上限を150Mバイトに、次いで350Mバイトへと引き上げた。しかし、いくつかのゲームはその制限を乗り越え、中には映画とのタイアップで容量が1.2Gバイトの「Watchmen」のようなゲームもあった。
Xbox LIVEマーケットプレースでのフルサイズゲームのダウンロードは、2007年後半に開始された「Xbox Originals」と呼ばれるサービスによって初めて実現された。このサービスでは、ユーザーは一部の初代Xboxタイトルをダウンロードして、自分のXbox 360でプレイできる。Xbox 360には大半の古いXboxタイトルとの下位互換性があるが、Xbox Originalsはそれとは異なり、完全なデジタルコピーをXbox 360のハードディスクへ直接ダウンロードする。
Microsoftは2009年のE3で、Xbox Originalsと同様のサービスをXbox 360向けゲームについても提供する計画を発表した。「Games on Demand」と呼ばれるこのサービスで、Microsoftは、既存のタイトルの一部と新作ゲームを直接ダウンロードで提供している。各タイトルは容量が4Gバイトから6Gバイトで、削除しても何回でも再ダウンロードすることができる。
Wiiショッピングチャンネルは任天堂の「Wii」に内蔵されているソフトウェアだ。ユーザーは現実世界の貨幣とリンクした仮想通貨を使い、Wiiのアプリケーションやゲームを購入することができる。このショップでは、過去のゲーム機(かつて任天堂と競合していた他社のゲーム機も含む)からの古典的ゲームに加え、Wii専用に開発されたダウンロード用の新作ゲームも販売されている。
ゲーム機本体の容量の制限から、これらのゲームは標準的なWii向けタイトルほど大容量でも高機能でもない。またラインアップは、Microsoftとソニーのダウンロードストアで見られるものと類似している。
「PlayStation 3(PS3)」にプレインストールされているPlayStation Storeでは、ユーザーが映画や音楽、ビデオゲームをダウンロードできる。WiiやXbox 360と同様、オンラインのみで購入可能な低価格のカジュアルゲームが販売されている。また、初代PlayStation向けゲームもいくつかあり、ハードディスクに直接ダウンロードしてソフトウェアエミュレータを使ってプレイすることができる。
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