logo

ベセスダ・ソフトワークス、Falloutの権利めぐりInterplayを提訴

文:Tor Thorsen(GameSpot) 翻訳校正:編集部2009年09月15日 10時11分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Bethesda Softworksは、2004年にライセンス供与された「Fallout」の知的財産権を、その3年後には同シリーズを作り出したInterplay Entertainmentから575万ドルで完全に買収した。その結果、今度はBethesdaの方から権利を提供する形となり、Bethesdaは契約の下、Falloutの多人数同時参加型ロールプレイングゲーム(MMORPG)の制作ライセンスをInterplayへ供与した。かつて破産しかけたInterplayとの間で結ばれたこの契約には但し書きが付いており、Interplayは2年以内に本格的な開発を開始しなければならないとされていた。そして4月、約束の時期がやってきたが、この条件は果たされなかった。そこでBethesdaは、Interplayの取り組みを不服として、FalloutのMMORPGに関する権利を取り消したのである。

 BethesdaとInterplayの問題は9月第2週、法的な段階にまで発展し、Bethesdaはメリーランド州の連邦裁判所に提訴した。この訴えでBethesdaは、InterplayがBethesdaと締結した商標ライセンス契約(TLA)を順守せず、結果として10の契約違反と商標権侵害を行ったとしている。そのなかで、FalloutのMMORPGに関する問題は第1の違反として取り上げられ、Interplayは2009年3月末までにプロジェクト資金として3000万ドル以上を調達する必要があったとされた。これが果たされなかった証拠として、Bethesdaは6月30日時点の米証券取引委員会(SEC)の資料を挙げている。この資料にはInterplayが254万ドルの負債を抱え、現金資産を1万6000ドルしか保有していないことが記載されている。

 Bethesdaはまた、FalloutのMMORPGに関するライセンスの取り消しと、いかなる第3者とも契約交渉に入ってはならないことを通知してから11日後に、InterplayはブルガリアのMasthead Studiosと、FalloutのMMORPGに関する「 Project V13」について正式に契約を締結したと主張した。

 さらに訴状の第2部では、Interplayが「Fallout 3」の人気を利用し、許可なくFalloutシリーズの再リリースや再パッケージ販売を行ったとも訴えている。具体的には「Fallout」「Fallout 2」「Fallout Tactics」をまとめて、「Fallout Trilogy」や「Saga Fallout」というボックス版製品として販売したことを挙げた。こうしたボックス版製品を新たにパッケージ販売する場合、Bethesdaの承認が必要であったにもかかわらず、Interplayはそれを怠ったというのが訴状の主張である。また、Bethesdaは「Fallout Trilogy(Fallout3部作)」という名前についても、顧客が同ボックス版製品に「Fallout 3」も含まれていると誤解することを意図的にねらったものだという印象を受けるとしている。

 訴状では最後に、InterplayがBethesdaの同意を得ないまま、複数のオンラインゲーム販売業者と契約交渉に入り、重ねてライセンス契約に違反したと主張している。Bethesdaの許可なくFallout製品を販売した小売業者として、GameTap、Good Old Games(GOG.com)、Valve SoftwareのSteamサービスが名指しされ、ライセンス契約に違反していると指摘された。

 Bethesdaは、Falloutの名前と商標に関して、Interplayはもはやいかなる権利も持たないと裁判所が正式に宣言することを求めている。また、あらゆるFalloutブランド製品について、Interplayによる販売を事前処置的かつ恒久的に阻止する差し止め命令を求めている。Interplayに対しては、Falloutブランドについていかなる権利も持たないことを宣言する書面を提出するように求めた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]