7月10日にマザーズ指数の日足チャートが投資家の過去1カ月間の買い平均値として意識される25日移動平均線を割り込んだことで、警戒感が強まり一気に利益を確定する動きが早まったもよう。
日経平均株価も7月13日まで9日続落と連敗しており、新興市場暴落の主因は全般相場のマインド悪化だが、一部では7月17日に株式公開予定のクックパッドの上場に備えて、これまでの投資資金を回収して現金化する動きとの指摘もあった。
気になるのは今後の展開だが、市場全般の戻りがあっても一時的ものにとどまりそうとの見方が多いようだ。直接的な悪材料が出たわけではないが、需給面の崩れは短期で修復しづらい傾向にある。クックパッドの株式公開への注目度は引き続き高いが、大崩れした全般相場の救世主としては荷が重そう。ただ、このまま下げ続けるようなら、好業績のグリーや携帯電話ソフトのACCESSあたりには下値買いの好機となる可能性もある。
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