新興市場全般が復調色を強めるなかでもミクシィ株は弱さが目立っていた。7月3日には4〜6月の連結経常利益が単独決算だった前年同期との比較で21%減になったようだとの観測が流れた。しかし株価はこの観測をきっかけに上昇。7月8日は外資系証券による高評価が相次いだ。
インターネットサービスのセクターリポートを作成したモルガンスタンレー証券ではミクシィを業界で最も妙味の大きい銘柄だと紹介。目標株価を従来の35万円から86万6000円に引き上げた。また、UBS証券も同日付でミクシィに対する強気のリポートを作成、こちらは目標株価を従来の53万円から90万円に引き上げている。
ともに足元の業績は苦戦しているが、「mixiアプリ」が正式に立ち上がる下期以降、業績回復が鮮明になると指摘する。株価はこれまでの軟調展開で足元の業績低迷を織り込み、下期以降の回復を先取る動きとなってきた。
遅れてきた大物銘柄の復活高は、一部で台頭していた買い疲れ感を払しょくするに十分。ミクシィが物色の中心に躍り出たことで、小型株優位の展開が今後も継続していきそうだ。
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