ファイナンスで調達した資金により危機的状況に陥っていた財務体質に改善期待が高まったほか、キーエンス傘下での業績回復期待も浮上している。新株発行で発行済株式は従前から78%も増え、1株当たりの価値は著しく低下するが、株価は前者を好感する動きとなった。
この増資を発表した後に開示した3月期決算では、2010年3月期の業績計画について経常損益で5000万円の黒字浮上を示した。前期実績は13億5500万円の赤字で、2008年3月期は41億6700万円の赤字だった。ジャストシステムは好業績見通しを示しては下方修正を繰り返してきた企業だが、今回はキーエンスという優良企業傘下で示した業績計画であり、信頼感が高まっているようだ。
ジャストシステム株は期待先行で株価が大きく動く、いわゆる材料株。知名度の高さもあって個人投資家人気も高い。こまれまで展開に力を注いできた開発言語「xfy」関連ビジネスの将来性などが、再び手掛かり材料となってくる可能性もありそうだ。
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