第1回ではファーストインプレッションをお伝えしました。いよいよMacBook Airを使い始めて約2カ月、ショートカットキーの組み合わせやフォルダ名の違いなどMacにも慣れてきました。
ファインダー操作もファイルやアプリケーションを直感的に扱えるため便利に感じます。そして表示フォントが美しいため、画面を見ていても見やすく感じます。このあたりはWindowsに対する大きなアドバンテージと感じています。
ただしMacBook Airが不便に思う点もないわけではありません。電池が交換できないため、外出中、特に海外にでると若干不便に感じます。飛行機の中もまだまだ電源がある機材は少なく、ましてやビジネスクラスなんて一般人はなかなか乗れません。長時間のフライト時は電池交換できないMacBook Airは利用時間が制限されてしまうため、機内で仕事を続けることができないのです。
まぁMacBook Airはもそもそのような用途は考えられておらず、他のMacノートを使うべきなのでしょう。でも海外取材時などMacBook Airを持っている方を多く見かけます。それだけMacBook Airを「モバイル」として使いたいという人が多いということなのではないでしょうか。この薄さで電池交換可能にするとボディーの強度が落ちてしまうかもしれませんが、何らかのソリューションがぜひともほしいところです。
さてMacと聞くと今でもマルチメディア系に強いという印象が強く、実際のところちょっと使ってみただけでも音楽や動画、写真などの管理はWindowsよりも直感的にできるように感じられました。そしてもちろん、Windowsで標準的なオフィス系アプリもMacには揃っていますので仕事にも十分活用できます。
実際にビジネスでの用途を考えてみると、ビジネスの場では業務のたびに報告書を作成することが多々あることでしょう。特に出張に出たときは出張報告書を書くことを求められる企業が多いのではないでしょうか。私も前職はメーカー勤務だったので、国内や海外へ商談や展示会視察などの出張へよく出かけ、そのたびに報告書を提出したものです。
さて報告書は文書だけということもあれば、展示会や工場視察などなら写真を添付する必要もあるでしょう。そうなると撮影した写真の取り込みや編集も必要になります。また過去に撮影した写真は後から見る必要が出てくる場合もあるでしょう。場合によってはデジカメの1枚の写真が取引に大きな影響を与える、なんてこともありうるかもしれません。このようなことを考えると、マルチメディアファイルの扱いに強いMacの利点が大きく生きてきます。動画や音楽の利用はビジネスシーンではあまり多くないでしょうが、写真の扱いは結構頻繁になるかと思います。ではMacを使うとどのように便利になるのでしょうか。
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