GoogleのAndroid OSを搭載する初めてのネットブックが、今後3カ月で登場する見込みだという。Computerworldが報じており、価格はおよそ250ドル程度になるという。
このAndroid搭載のノートPC「Alpha 680」は、中国のGuangzhou Skytone Transmission Technologiesで最終テストの段階にあると、Skytoneの共同創業者、Nixon White氏は述べている。
同記事によると、このネットブックには、533MHzの「ARM 11」CPUと7インチの液晶ディスプレイ、キーボード、タッチパッド、組み込み型のWi-Fiが搭載されるという。しかし、Alpha 680に搭載している2セルバッテリは、ネットサーフィン時では2〜4時間程度しか持たない。この手の構成のネットブックに期待されている12時間という長寿命からはほど遠いバッテリ性能となっている。
Androidはもともと携帯電話向けに設計されたLinuxベースのOSだが、現在ではネットブックといった新興の低価格ノートPCなどのデバイスへの利用が専門家によって期待されている。実際に、市場調査会社のOVUMは先ごろ、製造業者らがネットブックの価格を200ドル以下に抑えようと取り組む中、Android搭載ネットブックが2009年に登場すると予測している。
Hewlett-Packard(HP)はまた、Androidを搭載した低価格ネットブックを検討しているとうわさされている。しかし、同社幹部は、HPがAndroidデバイスの販売を予定しているかどうか断言することを拒否した。ASUSTeK Computerは、Androidの利用を検討していることをすでに明らかにしており、Dellはまた、今度のスマートフォン向けに同ソフトウェアを検討している。
AndroidなどLinuxベースのソフトウェアは無償で利用可能なため、魅力的である。一方で、MicrosoftはWindows OSに対して高額のライセンス使用料を課している。これまで以上の低価格路線を追求するため、製造業者らはできる箇所ならどこであれコストを削減する必要がある。これはつまり、MicrosoftのWindowsソフトウェアを見限ることを意味している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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