米ヤフー、GeoCitiesを年内に終了へ--個人ホームページ時代の終焉とともに

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2009年04月24日 10時58分

 米Yahooが個人向けホームページサービス「GeoCities」を終了する。このところ自己表現手段は、その大部分がソーシャルネットワークやブログに取って代わられてきており、同サービスはウェブホームページが主体だった時代の終わりとともにその役割を終えることとなる。

 GeoCitiesが隆盛を誇っていたのは、インターネットにおけるパブリッシングが自分自身のウェブサイトを設置することを意味していた時代である。GeoCitiesは、ドメイン登録や、ウェブページを描写する言語であるHTMLの記述方法の学習など厄介な問題を省くことでウェブサイト設置のプロセスを容易にした。

 Yahooは、ドットコムバブルのまっただ中である1999年に29億ドル以上でGeoCitiesを買収した。GeoCitiesは当時、110万人以上のユーザーを抱えていた。しかし、インターネットにパーソナルな場所を持つというアイデアは人気を博したものの、GeoCitiesは結果的に行き詰まり、主流になれなかった。

 Yahooはウェブサイトへの投稿で、「2009年中にGeoCitiesを終了する」と述べ、「GeoCitiesの閉鎖やユーザーのサイトデータを保存する方法についての詳細は、今夏提供する予定である」と語った。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]