スパイスボックス・ラボの神部竜二氏は「個人の方の発案を採用することは極めてまれですが、当初、組織や個人にかかわらず優れたアイデアを採用することはラボの方向性を見い出すためにの必要でした」と開発の経緯を語る。
「アイデアの段階で、いわゆるソーシャルブックマークのようなサービスも想定できたのですが、特定の人と共有するのであれば、やはりメールで直接行なうのがいいだろう。なおかつ共有したURL情報が蓄積されていけばいい、とサービスイメージが固まっていきました」(河野氏)。
clipmailの使用は、あらかじめウェブブラウザに登録しておいたブックマークレットを使用する。クリップしたいページを開いている時、ブックマークレットを起動するとメール送信用のウィンドウが開くので、そこに電子メールアドレスを入力して直接送信する仕組みだ。その際、題名や本文を編集して、あたかもメーラで送信しているかのような体裁でメールを作成することもできる。
いずれの操作も無料のユーザー登録が必要だが、メール送信の際の「署名」や「送信先」のメールアドレスを事前に100件まで設定することができたり、送信したURLの履歴が再共有可能な状態で保存されるなどのオプションも用意されている。
「送信宛先の履歴や、複数の宛先に送付する際にBCCではなくすべてのアドレスに1つずつ送付するような仕様も必須でした」と河野氏の細かい要求は実現されておりひとまずの完成を見たとのこと。河野氏は正式リリースにあたり「僕と同じように、日々いろんなURLをあちこちに送信してる人に使ってもらいたい」とコメントしている。
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