10:24 a.m.:次は、プッシュ通知。この機能は、2008年9月に登場予定だったが、遅れていた。AppleはiPhoneアプリの成長に不意を突かれる形となり、開発したシステムをスケールすることが出来なかったという。Forstall氏は、本当にスケーラブルなシステムを作るのに6カ月費やしたことを述べる。
10:26 a.m.:真のバックグラウンド処理を期待しているなら、ガッカリすることになるかもしれない。Forstall氏によると、Appleが実施した一部テストでは、真のバックグラウンド処理ではバッテリ寿命の80%が消費されたという。また、性能も問題となるという。他の電話なら、真のバックグラウンド処理を提供するが、Appleは当初の計画をあきらめていないようだ。
10:27 a.m.:では、どのように機能させるのか?通知は、Appleのサーバへ運ばれ、そこから電話へと送られるという。(IMなどが到着していることを知らせる)バッジ、音声アラート、テキストメッセージアラートなどを送ることができる。「このような仕組みにしたのは、スケールできるから」とForstall氏。また、モバイルネットワーク用に最適化されているという。
10:29 a.m:Appleは数週間前から一部の開発者に新しいSDKを公開し、新SDKを使用したアプリの開発を可能にしているという。Meeboがまずはじめにデモを開始。
10:32 a.m.:Meeboの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるSeth Sternberg氏が登壇し、アプリについて説明。ネイティブiPhoneアプリを開発するためにプッシュ通知を待っていたという。デモでは、新しいIMのバックグラウンド通知を披露した。
10:35 a.m.:EAが次に登壇。これまでに10のiPhone用ゲームを開発した。EAのTravis Boatman氏が新アプリについて説明。「The Sims 3 for iPhone」は新SDKで開発されたという。ゲーム内でiPodライブラリを再生できるステレオを購入する様子を披露した。
10:38 a.m.:OracleのHody Crouch氏が登壇。バックグラウンド通知システムを使用したOracleアプリのデモを行った。Oracle Business Systemsが新しいアラートを受け取ったとき知らせてくれるという。
10:42 a.m.:次はESPN。ESPNのOke Okaro氏はWorldwide Leaderの新しいiPhoneアプリを紹介した。新SDKによって、試合のスコアやニュースのより効果的な通知が可能になるという。Okaro氏は、ゲームのハイライトがiPhoneに配信される仕組みを披露した。SDKの新しいビデオストリーミング機能も使用されているという。
10:47 a.m.:LifeScanは、糖尿病患者向けiPhoneアプリケーションを紹介。これは、血糖値を読み取るグルコース監視ハードウェアと連動する。患者データはデータベースに転送され、患者は、血糖値を管理するため自分の状態や食生活などに注意することができる。
10:49 a.m.:データはBluetooth経由でiPhoneに送られる。1日でどれだけの血糖を消費したか計算でき、食物に含まれる血糖の数値を確かめられることで今後の食事を計画することができる。血糖情報は電子メールやテキストで送信することができるという。
10:54 a.m.:次の企業はNgmoco。iPhoneとiPod touch向けのゲームを開発する新興企業でKleiner PerkinsのiFundから資金提供を受けている。NgmocoのNeil Young氏が新SDKで開発されたゲームを紹介。バーチャルペットゲームと第1人称視点シューティングゲームの2作品。ペットゲームでは、プレーヤーは犬になり、そのほかの犬とふれあい、ミッションに挑戦し、アクセサリを購入することができるという。
10:56 a.m.:第1人称視点シューティングのLiveFireは、Wi-Fiネットワークで対戦できる。
11:02 a.m.:次のデモはSmule。Ge Wang氏は、Leaf Trombone World Stageという新アプリについて説明。音楽を使ったソーシャルゲーミング体験を提供するという。 マイクに息を吹きかけることで音楽を作ることができ、Wi-Fiを使ってそのほかのプレーヤーとシンクロすることができるという。
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