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Lexar、CompactFlashカードの最新モデルを開発--より大容量で高速に

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:湯木進悟2009年03月06日 08時09分
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 ラスベガス発--Lexarは、新世代のフラッシュメモリ技術を採用した、より高速で大容量のCompactFlashカードの発表を計画していることが、同社のエグゼクティブによって、米国時間3月4日に明らかにされた。

 Lexarが提供している、現在の最もハイエンドなCompactFlashカード(300倍速)は、UDMA(Ultra Direct Memory Access)規格を採用した、45Mバイト/秒のデータ転送速度を備え、16Gバイトが最大容量となっている。しかしながら、新世代の「UDMA 6」規格を採用することで、Lexarは、大幅にデータ転送速度と容量をアップさせたCompactFlashカードのリリースを計画していることが、同社マーケティングディレクターのJeff Cable氏によって、当地で開催の写真関連見本市「Photo Marketing Association」(PMA)でのインタビューで明らかにされている。

 Cable氏は、詳細な情報まで語ろうとはしなかったものの、新たなCompactFlashカードの容量は、「おそらく」32Gバイトとなり、データ転送速度は、現在のUDMA規格の倍以上となる、UDMA 6の最高速度の100Mバイト/秒に「かなり近いものとなる」予定であると述べた。

 現在のUDMA規格をサポートするのは、最新の一眼レフカメラに限られてはいるものの、サポート機器は増えつつあり、さまざまなメリットもある。たとえば、(UDMA規格によって)カメラの連続撮影(バースト連写)性能が向上するほか、カメラの液晶ディスプレイ上で確認しながら、より高速で焦点を合わせたズーム撮影が可能となる。最新の一眼レフカメラで採用され始めた動画撮影機能においても、高速データ転送速度が威力を発揮する。

 たとえカメラ側でのサポートがなされていなくても、長時間に及ぶ撮影セッションの合間や、締め切りが迫るイベントでの撮影時に、急いでコンピュータへ写真をコピーする場合など、高速データ転送が役立つケースは少なくない。とはいえ、高性能化には、大幅なコスト増も求められることになる。

 一方、Lexarは、他の2種類のフラッシュメモリカード規格にも注目している。それは、新しいシリアルATA(SATA)接続技術を用いた、CompactFlashの後継規格となる「CFast」と、より広く普及しているSDカードおよびSDHCカードの後継規格となる「SDXC」である。

 だが、Cable氏は、両規格の前途には、いまだ不明瞭な点も残ると語っている。

 SDXCに関して言えば、同技術の詳細は、現時点でも明らかになっていない面が多いと、同氏は述べている。「SDXCのスペックは、現在でも明確に定まっていない」と、Cable氏は語った。

 SDXCとCFastの複雑な面の1つに、物理的なコネクタの形状が異なっている点が挙げられ、現行のカードは、この新たな規格のスロットでは使えないことを意味している。

 また、Cable氏は、実のところ、どれほどCFastが普及することになるのかは見当もつかないと話した。同氏は「それを見極めるため、われわれは日本で(カメラメーカーとの)打ち合わせを進めている。カメラメーカーは、(新規格と現行の規格の間に)ギャップが存在するゆえに、抵抗感すら抱いている」と述べ、互換性の欠如を指摘した。

 SDXCのサポーターは、同規格のデータ転送速度が、当初は109Mバイト/秒となるものの、最終的には300Mバイト/秒まで高速化する予定であり、最大容量も2Tバイトに達することになるとの見通しを明らかにしている。これはかなりの大容量であるものの、現在、フラッシュカードは、巨大な動画ファイルを扱うビデオカメラで用いられるようになってきている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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