ストップ高続くガーラ--「継続企業の前提に関する疑義の注記」が外れ、警戒感薄まる - (page 2)

 その業績面も回復基調に入っている。ガーラは業績計画を開示していないが、11月13日に発表した2009年3月期9月中間決算は、連結営業損益が3億100万円の黒字(前年同期は100万円の赤字)に浮上。経常損益、最終損益も黒字となっており、通期ベースでの黒字浮上も期待される状況となっている。この黒字決算を受けて、継続企業の前提に関する疑義の注記が外れた。

 新興市場では新たにこの9月期決算から継続企業の前提に関する疑義が付く企業が続出。予定通りに決算を発表できない企業も多い。情報開示姿勢の問題から上場廃止が決まった企業もあった。新興市場では決算発表毎にこういったネガティブな開示が相次ぐ傾向にあるが、世界的な金融不安に加え、国内景気も後退局面に入っており、より淘汰が進んでいる。

 そんな中で、継続企業の前提に関する疑義の注記が外れたガーラへの評価は高く、11月17日も株価はストップ高で5万5500円の値をつけた。当面は見直しの動きが継続しそうだ。

 

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