米国第3四半期の有料検索、26.9%増加--SearchIgnite調査

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008年10月15日 11時36分

 SearchIgniteが米国時間10月14日に発表した報告書によると、経済と市場の停滞にもかかわらず、米国の第3四半期の有料検索は、2007年と比較して26.9%増加したという。

 しかし同四半期に有料検索が全体として2ケタ増加したのに対し、小売業の広告主による検索支出の増加は、わずか1.5%であった。

 そしてさらに驚くべきことに、小売業者は2008年9月の有料検索広告を大幅に縮小しており、その結果、小売業による広告支出は2007年9月よりも10%減少している。

 しかし小売業では通常、10月中旬から12月中旬にかけて有料検索広告を増やすため、数日のうちに、小売業者の考えと第4四半期への展望が明らかになってくるだろうと、SearchIgnite社長のRoger Barnette氏は述べた。

 Barnette氏は、旅行やメディア、さらに住宅ローン以外の分野における金融サービスは引き続き好調であることを指摘し、「小売業はこの1年間ずっと問題を抱えていたが、すべての分野に影響を与えることはなかった」と述べた。

 第4四半期に入って有料検索広告は全体的に、例年通りの伸びを示しているとBarnette氏は述べた。2007年の第4四半期には、広告主らは検索広告費を37.3%増加している。

 SearchIgniteの報告書によると、2008年の第3四半期にGoogleは、首位を誇る検索広告におけるシェアをさらに増加させ、米国の総検索広告費の72%を獲得したという。Yahooは20%強で、第3四半期には市場シェアを少し落としたものの、1月から9月までの市場シェアは前年同期よりも増加させた。一方MSNは市場の約0.8%で、ほとんど変化がなかった。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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