いわゆる「出会い系」サイトは昔から数多く存在し、多くのユーザーを集めている。サービスの質は玉石混合だと聞くが、さまざまなニーズに合ったサイトが乱立している。日本で出会い系と聞くと良い印象を持たれないが、米国を筆頭として海外でも非常に大きな市場となっており、また動画や位置情報など最新の技術を使った出会い系サイトも増えてきている。また、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が「知り合い系」と穏和な言葉で表現された時期もあったが、いずれにせよ、そのような「人と知り合うことができる」サービスは大きな魅力であるようだ。
日本では、信頼度の高さゆえか大手ポータルサイトが利用する「出会い系」の人気が高い。たとえば400万人以上の会員を誇る「エキサイトフレンズ」やYahoo!の「Yahoo!パートナー」などが代表的なものだろう。過去にはLivedoorが運営していた「livedoor アミーゴ」が「メールの交換回数によって二人の卵が育つ」というユニークな機能を持っていたのが印象的だった。社内の人たちも利用しているという噂も聞いたことがある。しかし、2008年8月20日には姉妹サイト「ワイワイクラブ」と統合された。ポータルサイトが運営するサイト以外にも、独立系の出会い系サイトは無数にある。
最近になって、耳にするのは合コンのセッティングサービスだ。たとえば「Rush」では登録グループ数はのべ1万を超え、参加者は12万を超えるそうだ。なお、以前はネットエイジとサイバーエージェントが運営する合コンSNS「Gocoo」というものがあったが、2005年には閉鎖されている。2003年にSNSと銘打ったサービスとしては日本最古の部類に入るだろう。なお、SNS要素を持った出会い系としては、「Locu(ロキュ)」というサービスがある。SNSなどのコミュニティ要素をふんだんに取り入れたもので、私自身、以前に自身のブログ「ソーシャルネットワーキング.jp」で「出会い系SNSのLocu(ロキュ)の仕組みが凄い」という記事を書いた。
欧米の出会い系サイトで最大手といえば「match.com」がある。マッチングの機能が非常に多様だ。また、美しい人だけに限定した「ビューティフルピープル」は世界で12万以上の利用者がいるそうだ。こちらも日本語版が提供されている。
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