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アドビ、新戦略でモバイル、ウェブ、デスクトップの連係を強化へ - (page 2)

文:Jessica Dolcourt(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008年08月27日 14時25分
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新しいPhotoshop Elements

 Adobeの写真同期プロジェクトの第2段階は、デスクトップアプリケーションであるElementsシリーズをアップデートし、新しいPhotoshop.comとの互換性をもたせることだ。同時に、いくつかの機能が追加、強化される。たとえば、約100ドル(アップグレードの場合は約80ドル)で販売される見通しの「Adobe Photoshop Elements 7」では、写真が自動的にオンラインにバックアップされ、新しいテンプレート、新しい画像補正ツールが搭載される。参考までに、CNETの編集主任であるLori Gruninが詳しいプレビューをまとめ、存在価値を維持しようとするAdobeの取り組みについて見解を述べている

 「Adobe Premier Elements 7」には、新しいムービー制作ツール、AVCHDのサポート、YouTubeへのムービーの自動アップロードといった新機能が追加されており、Gruninもこのアップデートを高く評価している。

Photoshop.com Mobileのベータ版 ベータ版のモバイルアプリケーションでは、写真のアップロード、共有、閲覧は可能だが、タイトルやキャプションは追加できない。
提供:Adobe

携帯電話に対応したPhotoshop

 これまで、Adobeの携帯電話での活動の場は、モバイルPDFリーダ、携帯電話でFlashムービーを再生できる「Adobe Flash Lite」といったユーティリティに限られていた。そのため、「Photoshop.com Mobile」のベータ版はPhotoshopのモバイル版を作ろうとするAdobe初の試みになる。とはいえ、主な機能は刷新されたPhotoshop.comとの簡易アップロード、ダウンロードのやりとりにとどまる見込みだ。

 Flash Lite PlayerをベースにしたPhotoshop.com Mobileのベータ版では、携帯電話のすべての写真をPhotoshop.comにアップロードできる。Photoshop Elements 7またはPremier Elements 7を所有していれば、アップロードされた写真は自動的にアプリケーションに同期される。筆者たちが見たプレビュービルドは、3つの基本的な動作に分かれていた。1つ目は、選択した携帯電話の写真のPhotoshop.comへのアップロードだ。アップロードされた写真は、友達と共有したり、バックアップとして利用したりすることができる。2つ目は、オンラインギャラリーにあるすべての写真のサムネールの表示だ。3つ目は、Photoshop.com、Photoshop Elements 7で作成したアルバムの閲覧だ。最初のリリースには、写真のタグ付け、タイトル作成、キャプションの追加といった機能はない。競合するフォトアプリケーションはすでに、複数のモバイルOSでこれを実現していることを考えると、正直なところ、これは期待外れだ。

 携帯電話は、Adobeが配慮せざるを得ない競争分野だ。もともとデスクトップソフトウェアのメーカーであるAdobeは、モバイルとウェブという最も急速に成長している2つのソフトウェアプラットフォームへの適応が遅れがちだ。Photoshop.com Mobileのベータ版はまだ骨格だけだが、Photoshop.comというハブと接続できるという点は、既存ユーザーにとっては意味がある。Picasa、Photobucket、Flickrの利用者がPhotoshop.comに移行するかは疑問だが、Adobeのサーバを介して、携帯電話からこれらのサイト、ウェブからデスクトップ、携帯電話からデスクトップにすばやく投稿できることにより、デスクトップアプリケーションであるElementsシリーズのユーザーがライバルに乗り換えるのを防ぐことができるかもしれない。

 Adobeの他のリリースと同様、Photoshop.com Mobileのベータ版は10月から利用できるようになる。当初は、「SAMSUNG Blackjack I」「SAMSUNG BlackJack II」「MOTO Q 9h」「MOTO Music Q 9m」「Palm Treo 700w/wx」「Palm Treo 750w」から利用でき、順次、他のWindows Mobile対応携帯電話もサポートされる見込みだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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