7月29日付の記事で紹介したとおり、株価はこの上方修正を従来から期待した動きをしていた。満を持して発表された上方修正は、ほぼ想定通りの内容。一部証券会社が作成した、強気の決算プレビューリポートの数字は下回っており、8月13日の株式市場は「サプライズなし」と受け止めてしまったようだ。
7月末にはミクシィが、8月8日には楽天が、それぞれ株式市場の期待に応える好決算を発表しており、サイバーエージェントの決算への期待値のハードルが上がっていたという面もあったようだ。
また、成長事業として株式市場も注目しているアメーバブログ事業が若干失速したことも、失望感を与えたようだ。これまでは縮小傾向にあった事業赤字も拡大しており、黒字化に向けた不透明感も台頭しているようだ。
サイバーエージェント株は8月18日まで5日続落と、連敗が続いている。新興市場全般もネット系銘柄が軟調に推移しており、東証マザーズ指数は再度、下値を探る展開に入っている。当面、ネット系銘柄には厳しい市場環境が続きそうだ。
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