そのレポートでは、ブログの「主張度」「気楽度」などが5段階で表示されるほか、「給食委員」「一般生徒」のような生徒のタイプも判定してくれる。また、利用されている語尾やキーワードをもとに「ブログ性別」や「ブログ年齢」なども算出してくれる。ブロガーもそれ呼応するように「私はこのタイプだ!」と書き込む様子が見られる。一種の占いに近い楽しみ方かもしれない。
一方、きざしカンパニーはブログの感情と個性を表示してくれる「KiTT」を提供する。「○○がブログからにじみでています」と文章が表示され、○○には「カワイイー!」「恐怖感」「イライラしている感」などの感情が表示され、ブログの心境をくみ取ってくれる。また「話題に関しては○○(「映画」「本」「学び」など)について多く書かれているようです」という具合で、ブログの性質も評価してくれる。さらには似ている著名人も教えてくれるので、タレント好きな方には魅力があるかもしれない。
アジャイルメディア・ネットワークとマイネット・ジャパンが提供するのは「ブログチャート」は、その名前のとおり、ブログの影響力などを可視化してくれるサービスとなる。アクセス数や被リンク数、ソーシャルメディアのクリップ数、RSSフィードの購読数などの各種データを解析し、「レベル」という独自指標で表示する。レーダーチャートで表示されるので、自分のブログの偏りが一目でわかる。
少し前にはなるが、サイバー・バズもブログの影響力を計測するサービス「ブログスカウター」を提供している。こちらは一元化された数値でそのブログの力を表示してくれる。
このようにブログのプラットフォームが登場すると、そこにブロガーが増え、それを盛り上げるサービスが増える。まさにゴールドラッシュの時代から変わらぬ流れだ。この流れはソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やTwitterといったソーシャルメディアでも同じように見ることができる。
2007年頃からFacebook用のサードパーティアプリやTwitterと連動したアプリなどが人気だが、元は2003年前後から写真SNS化するサービスの「Flickr」周りからこのようなトレンドは起こっている。そのように歴史を振り返れば、現在、人を集めるサービスの次の動きが見えてくるかもしれない。
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