ゆめみは7月15日、モバイルサイト開発向けに、絵文字や画像を端末にあわせて自動変換できるApacheモジュール「mod_ktai(モッド・ケータイ)」を公開した。
mod_ktaiは、キャリアや機種固有の変換部分を共通化することで、開発過程の迅速化と効率化を図る、同社開発Apacheモジュールの総称だ。
今回、mod_ktaiの第1弾として「機種判別」「絵文字変換」の2つが公開された。ゆめみのラボサイト「ゆめみLabs」内のインストールページより、無償でダウンロードできる。
ゆめみによると、これまでのモバイルサイト構築は、画像変換や絵文字変換、機種判別や会員認証などの機能を言語ごとに開発していたという。そのため何度も同じ機能を別のプログラムで組み直すこととなり、開発時間の長期化や開発者のレベルによって品質に違いが生じるといった問題があった。
mod_ktaiをウェブサーバのApacheに組み込むことで、サイトごとの変換処理プログラム開発が不要となり、開発時間を短縮できるという。
また、ゆめみの実測によると、Apacheモジュールで処理しない従来の変換処理に比べ、処理速度が最大100倍以上となり、モバイルサイトの開発における効率化、および処理速度の向上が期待できるとしている。
ゆめみでは、第2弾として「画像変換モジュール」を秋以降に公開する予定だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス