[レビュー](後編)待ち焦がれた相棒は、堂々たるフラッグシップモデルだった--オリンパス「E-3」ロングタームレビュー - (page 7)

礒村 浩一 (Isopy)2008年05月29日 00時12分
オリンパス
内容:オリンパスからフラッグシップ機として登場した「E-3」。多くのユーザーに待ち望まれた「E-1後継機」としての資質と実力を、発売当初より第一線で使用してきた実感にテスト撮影を交えて本音でレポートする。
>>前編はこちらから

第一線で活躍するE-3 リアルフォトレポート

  • ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD プログラムAE+0.3EV、1/200s、F4.5、ISO100、WBオート、NATURAL、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正OFF 秋の北の丸公園。透き通った空と水面の映り込みが、これからやってくる冬の寒さを予感させる。E-3を初めて手にした日に撮影

  • ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD プログラムAE+0.7EV、1/100s、F3.5、ISO100、WBオート、NATURAL、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正IS1 シルエットの木の枝と日の明かりに透ける葉の質感が美しい。細かいところまでしっかりと解像してくれる

  • ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD プログラムAE、1/160s、F5.0、ISO100、WBオート、NATURAL、コントラスト+1、シャープネス+1、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正IS1 早朝の九十九里浜。日の出とともに目覚めた海が輝き始める。空を覆う雲のトーンがリアルだ。シャドーのなかにも階調が活きる

  • ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD プログラムAE+0.7EV、1/400s、F6.3、ISO100、WBオート、NATURAL、コントラスト+1、シャープネス+1、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正IS1 ぬけるような晴天のもとに佇む白い館山城。E-1ゆずりのオリンパスブルーはE-3においても健在だ

  • ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD プログラムAE、1/160s、F4.5、ISO100、WBオート、VIVID、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正IS1 温室に暮らす蝶は外の世界の冷たい風を知らない。最短撮影距離0.25mの「ED12-60mm F2.8-4.0 SWD」で蝶にそっと近づく

  • ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD 絞り優先AE+1.0EV、1/250s、F8.0、ISO100、WBオート、VIVID、ESP測光、階調オート、手ぶれ補正IS1 風も吹かず虫も飛んでいない温室でも南国の花はその妖艶な美しさで飛来者を待ち続ける。精細な描写が花しべの奇跡的な造形を描写する

  • シグマAPO 135-400mm F4.5-5.6 DG マニュアル撮影、1/200s、F5.6、ISO400、WBオート、VIVID、ESP測光、階調オート、手ぶれ補正IS1 沈む夕日が東京湾をオレンジ色に染める。輝度差のある光景だがSATの効果で目で見た印象を再現している。35mm版換算で最大800mm相当となる超望遠ズーム。オリンパス純正にはない魅力あるレンズ

  • ZUIKO DIGITAL ED50-200mm F2.8-3.5 マニュアル撮影、1/250s、F8.0、ISO100、WB5300K、NATURAL、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正IS1、RAWデータからOLYMPUS Studio2.0にて撮影時設定のままJPEG現像 全面氷結した然別湖。湖面だけでなく時間までも凍り付いたかのような静寂に包まれる。山肌を覆う木々の一木をキレの良いレンズと1010万画素ハイスピードLiveMOSセンサーが切り出す

  • ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD 絞り優先AE+1.0EV、1/640s、F7.1、ISO100、WB5300K、VIVID、コントラスト+1、シャープネス+1、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正IS1、RAWデータからOLYMPUS Studio2.0にて撮影時設定のままJPEG現像 雪で覆われた美瑛の丘が春の陽射しに光り輝く。厳しい冬を耐え抜いた木の枝々をE-3と高性能なレンズが精細に描き出す

  • ZUIKO DIGITAL ED7-14mm F4.0 絞り優先AE+1.3EV、1/200s、F11、ISO100、WB5300K、VIVID、コントラスト+1、シャープネス+1、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正IS1、RAWデータからOLYMPUS Studio2.0にて撮影時設定のままJPEG現像 SUPER HIGH GRADEの高い描写力が空気感までも描写した一枚。VIVIDでのオリンパスブルーはE-300ゆずりの力強さを表現する

  • ZUIKO DIGITAL ED50-200mm F2.8-3.5 絞り優先AE+1.3EV、1/50s、F8.0、ISO100、WB5300K、VIVID、コントラスト+1、シャープネス+1、ESP測光、階調オート、手ぶれ補正IS1、RAWデータからOLYMPUS Studio2.0にて撮影時設定のままJPEG現像 富良野から望む美唄山。峰向こうに沈んだ夕日の残照に雪原がうっすらと赤味を帯びる。明るさの残る空と山影の輝度差を階調オートで最適なトーンに仕上げる

  • ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD 絞り優先AE+1.0EV、1/200s、F3.7、ISO100、WBオート、VIVID、コントラスト+1、中央重点測光、階調オート、手ぶれ補正IS1、RAWデータからOLYMPUS Studio2.0にて撮影時設定のままJPEG現像 駒ヶ岳の雪解け水が春の陽にきらきらと輝く。陽の差すハイライトから日陰への階調もSATにより自然な表現となっている

  • ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD マニュアル撮影、1.6s、F3.5、ISO100、WBオート、NATURAL、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正IS1 宵闇に浮かぶみなとみらいの灯りが水面に揺れる。コントラストも高く黒の締まりも良い。とてもクリアな夜景だ

  • ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD プログラムAE+1.0EV、1/30s、F3.5、ISO800、WBオート、PORTRAIT、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正IS1 さほど明るくない室内での撮影。被写体ぶれを抑えるためISO800まで上げて撮影したが気になる程のノイズは見当たらない。肌のトーンも自然だ。室内撮影だとホワイトバランスに迷いが出やすい

  • シグマ30mm F1.4 EX DC HSM 絞り優先AE+1.0EV、1/160s、F1.4、ISO100、WBオート、VIVID、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正IS1 開放F値1.4の大口径レンズ特有の柔らかい描写と開放ボケが被写体を立体的に表現してくれる。柔らかいなかにも解像感があるレンズだ

  • ED50-200mm F2.8-3.5 シャッター優先AE+0.7EV、1/500s、F3.2、ISO320、WB5300K、NATURAL、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正OFF ピッチを駈ける少年をC-AFで追いかける。E-3ではSWD以外のレンズでもAFスピードの向上がみられる

  • ZUIKO DIGITAL ED12-60mm F2.8-4.0 SWD シャッター優先AE+0.3EV、1/320s、F3.9、ISO1600、WBオート、NATURAL、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正IS1 女子バドミントン07年日本リーグ最終戦での「オグシオ」ペアこと小椋久美子・潮田玲子選手。世界最速を謳うAFが激しい動きの二人を捉えた。会場の水銀灯と緑色のコートの照り返しはオートホワイトバランスでは補いきれない

  • ZUIKO DIGITAL ED50-200mm F2.8-3.5 SWD シャッター優先AE+1.3EV、1/640s、F5.6、ISO200、WB5300K、VIVID、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正IS1 高いコントラストと優れた解像力は旧モデルから定評がある。1010万画素のE-3との組み合わせで更なる解像力を得た。船体の繋目やワイヤーもきっちりと解像

  • ZUIKO DIGITAL ED50-200mm F2.8-3.5 SWD +EC-20 シャッター優先AE+1.7EV、1/400s、F7.0、ISO200、WB5300K、VIVID、ESP測光、階調標準、手ぶれ補正IS1 焦点距離が2倍になるテレコンバーターEC-20を使用することで35mm版換算800mm相当で撮影。手持ちでの撮影だが手ぶれ補正のおかげでブレもない。テレコン使用でも画質の劣化は見られない

  • ZUIKO AUTO-S 50mm F1.2+OMレンズ用接写リング7ミリ+OMアダプターMF-1 絞り優先AE+1.3EV、1/125s、F2.8、ISO320、WBオート、PORTRAIT、ESP測光、階調オート、手ぶれ補正IS1(焦点距離手動入力) オリンパスの銀塩カメラOMシリーズ用レンズもOMアダプターを介してE-3に装着して使用できる。50mm F1.2という大口径レンズに接写リングをかませると、レンズ先端から最短で約15cmまで寄れるので、明るい100mmマクロのような使い方もできる。独特なボケと柔らかい描写がおもしろい。E-3ではマニュアルレンズでも手ぶれ補正が可能となったことも嬉しい

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