[レビュー]防水Xactiセカンドステージへ--三洋電機「Xacti DMX-CA8」 - (page 3)

三洋電機
内容:昨年登場し、息の長いヒットモデルとなった三洋電機の防水Xactiの新製品が発表された。人気の防水性能はそのままに800万画素のCMOSセンサー、顔認識機能、シームレスな動画、静止画撮影と撮影機能を強化させ、より使い勝手の良い防水ビデオカメラへと進化した。

基本性能を向上させた本格派ビデオカメラ

 撮影した動画を見ると、毎秒60フレームのTV-HRモードのムービーは滑らかな動きで、デジタル的なぎごちなさは感じられない。このモードではフレームレートが6MbpsとSD画質のH.264ムービーとしては高く設定されているので、動きの多いシーンでも圧縮ノイズが目立たない。このため一般のビデオカメラにより近い画質のムービー撮影が可能だ。SD画質ではあるが、コンパクトなカメラでここまで本格的なムービーが撮れて、さらに水中撮影までこなせるのは大きな魅力といえるだろう。

 静止画撮影ではコンパクトデジカメレベルのスチル撮影が可能だ。800万画素の静止画はもう少し細部のディテール感が欲しいが、ムービーと同じく記憶色寄りのビビッドな色再現で、コントラスト感のある見栄えの良い写真が撮れる。

 全体的に見て、フォルムや操作性に大きな変更はないが、CMOSの採用によって基本性能がアップし、ビデオカメラとしてより本格派になった印象だ。今まで想像も付かなかった水中の世界を気軽に撮れてしまうユニークなカメラだ。

  • 8M-Hモードの静止画。静止画は最高ISO1600の高感度ノイズ対策のためか? 木立などのディテールが油絵的に平坦になりがちだが、全体的には見やすい画質といえるだろう

  • 8M-Hモードの静止画。色再現は記憶色寄りでトロピカルな印象。特にストロボ撮影では花などの原色が、かなりこってりと乗る傾向にある

  • ★動画ダウンロード再生(24.3 Mbps)TV-HRモードのムービー。今まで撮れなかった世界が撮れる。都会の隅の小さな鉢の中に、こんなメダカの世界があることを発見できるのは本機ならではだろう。メダカの動きが滑らかだ

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