撮影した動画を見ると、毎秒60フレームのTV-HRモードのムービーは滑らかな動きで、デジタル的なぎごちなさは感じられない。このモードではフレームレートが6MbpsとSD画質のH.264ムービーとしては高く設定されているので、動きの多いシーンでも圧縮ノイズが目立たない。このため一般のビデオカメラにより近い画質のムービー撮影が可能だ。SD画質ではあるが、コンパクトなカメラでここまで本格的なムービーが撮れて、さらに水中撮影までこなせるのは大きな魅力といえるだろう。
静止画撮影ではコンパクトデジカメレベルのスチル撮影が可能だ。800万画素の静止画はもう少し細部のディテール感が欲しいが、ムービーと同じく記憶色寄りのビビッドな色再現で、コントラスト感のある見栄えの良い写真が撮れる。
全体的に見て、フォルムや操作性に大きな変更はないが、CMOSの採用によって基本性能がアップし、ビデオカメラとしてより本格派になった印象だ。今まで想像も付かなかった水中の世界を気軽に撮れてしまうユニークなカメラだ。
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