ではGA-EP35-DS4の使い勝手は、実際にはどうなのだろう。実際の使い勝手は説明ばかり連ねていても面白くないので、GA-EP35-DS4をベースにPCを1台、実際に組んで使用してみた。今回使用した主なパーツは、以下のような構成になっている。
ドライブ構成はBlu-ray Discドライブ1基、500GバイトのSerial ATA IIハードディスク2基という構成である。本体ケースの使い勝手が良いこともあって、組み立て作業はあっという間に終了、すぐさまパフォーマンスのチェック、そして注目のDynamic Energy Saverを試してみる。
まずパフォーマンスだが、最新CPUである45nmプロセスルールのCore2Duo E8500を搭載し、1066MHzの2Gバイトメモリと512MバイトのGeForce 9600GTを組み合わせて悪くなるはずも無い。Windows Vista SP1をインストールして使用したが、実に快適な操作環境である。一応、エクスペリエンス・インデックスを確認したところ、予想通りCPU以外はすべて最高値である5.9を示している。ちなみにCPUは5.7だ。
それでもベンチマークはいいスコアを叩き出すし、ビデオ機能も3Dゲームグラフィックを含めて大変快適である。ちなみに今回使用したビデオカード、GeForce 9600GTは2スロット分のスペースを使用するのだが、実はファンレス仕様になっている。マザーボードもファンレスで、さらに本体ケースであるThree Hundredも、電源ユニットのPRO 82+も静音仕様。通りで静かな自作PCに仕上がるはずだ。
ちなみにパフォーマンスを最優先にしたいというなら、GA-EP35-DS4に付属するユーティリティ、EasyTune5 Proでオーバークロックにチャレンジしてもいい。もっとも省エネ機能であるDynamic Energy Saverと、パフォーマンス追求のEasy Tune5 Proは両立せず、同時に使用することはできない。どうしてもオーバークロックした状態で省エネしたい(かなりのわがままだが)というなら、裏技も用意されている。
話は簡単、オーバークロックをユーティリティで行わず、BIOS上で設定してしまえばいいのだ。これで3.16GHzのE8500を、例えば3.2GHzで走らせながら、Dynamic Energy Saverを駆使して省エネといった使い方も可能になるのだ。まあ、パフォーマンスのいいCore2Duo E8500クラスを搭載するなら、オーバークロックで無理をするより、Dynamic Energy Saverで省エネを楽しんだ方がいいとは思うが。
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