実はこのキーボードは人によっては、軽すぎて気に入らないという声もあるかもしない。しかし、筆者はこれもひとつの方向性と認めたい。ボディ強度とは反対に、キーボードのベースが柔らかく、軽快かつリラックスして打ち込みができるからだ。
ベースががっちりして、明快なストロークとコシのあるクリック感を持つノートPCがある一方、このように、ふにゃっとした感触は対照的だ。高級感はないかもしれないが、ずっと打ち続けていても疲れそうになく、使いにくいという印象もないのだから不思議だ。この原稿もこのLavie Jで大部分を打っているが、試用機にしては手にしてから馴染むまでの時間が短かったことを申し添えておく。
また、デザイン面でアクセントを出しているタッチパッド部分が一段へこんでいる点は、実は実用的な形状なことに気づく。タッチパッドがフラットだと親指の付け根が触れてしまい、不用意に動作させてしまうことがある。
逆に一段凹んだデザインの機種では、デザイン面の問題や、くぼみにホコリがたまってしまうなど、美しく使うという面ではマイナスとなる。ところが今回のLavie Jはその両方の問題を解決している。パッドのサイズは横幅が大きめだが、段差のおかげで不用意に触れてしまうこともなかった。
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