さてMacBook Airを使い始めると、予想外のことに気づかされる。それは、ある意味喜ばしいことに、MacBook Airを持ち運びすぎてしまう点だ。
今までPowerBook、MacBookを持ち運びながら生活をしてきたが、朝出かけるときに考えることがあった。その日のスケジュールや時間を考えながら、Macが必要か否か、隙間時間があるかどうか。そうひとしきり考えた上で、ノートブック型のコンピュータを持って行くか、持って行かないかを決める。鞄も変わるし、一緒に詰めていくモノも変わる。そんな生活だった。
しかし、Macを持って行くかどうかを決める閾値は、MacBook Airを使い始めてからすぐに変わった。ひとまず持って行こう、という状態になってくるのだ。
モバイルノートブックとして機能不足を感じるどころか、キチンと広々としたディスプレイとキーボードは、モバイル環境ではほぼ満点のオペレーションをこなしてくれる。もしこれが画面が小さくキーボードも狭いマシンだったら、やはり閾値の劇的な変化はなかったかもしれない。リッチな環境を軽々持ち出せる点がMacBook Airの価値だ。
公衆無線LANサービスと組み合わせれば、映像編集やページレイアウトといった重たい作業でない限り、たいていの仕事をこなすことができてしまう。HDDモデルでもSSDモデルでも、そのユーザー体験としての価値は変わらないだろう。
しかし、これだけ持ち運びやすいノートパソコンなのだ。依存度も上がるし、出先で急に壊れてしまうことへの仕事に対するリスクは高いウエイトを占めるようになる。だとすれば、極力信頼性の高いものを選んでおくというチョイスは、当然生まれるのではないだろうか。
このMacを連れ出しすぎてしまうことになるMacBook Airという「モノ」の性格から考えても、決して安いとは言えないSSDモデルをチョイスすることは、モバイル環境で仕事をこなすユーザーにとって、理にかなうと思える瞬間が訪れる。
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