これがプレーヤーにとってどのような意味を持つのかは不明だ。しかし、この動きはSOEがこの実験を完全に放棄することを意味しているわけではなさそうだ。ただしSOEにとっては、今後はStation Exchangeの運営にそれほど多くの資源を費やす必要がなくなるということは確かだ。
よくわからないのは、売買の手数料によって発生する売上高がどこに行くのかということだ。しかし、サービスを引き継ぐLive Gamerがおそらくはパイの最も大きな部分を獲得するのだろうと推測することはできる。
これは良いことだろうか。それとも悪いことだろうか。筆者にはどちらとも言えない。ただ、SOEにとっては興味深い動きだとは言える。これ以上RMTサイトを運営する必要はないと判断したのは自社の利害を考えてのことだろうが、今後も引き続きプレーヤーがリアルマネートレードを実行することを許可するということは、それほどまでにこの実験が気に入ったということだ。
先述したように、大きな疑問点は「World of Warcraft」の開発会社であるBlizzard Entertainmentのような他のゲームパブリッシャーがはたして追随するのかどうかということだ。また同様にLive GamerがRMTサイトをどのように引き継ぐのかも興味深い。ひょっとすると他社が追随せざるを得なくなるような先例を作ることになるかもしれない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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