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クリエイターたちの“思考接点ポータル”を目指すアテンション - (page 2)

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 そして、2006年11月。技術スタッフとの話し合いをしているときに、「アテディア」の原型となるアイデアが浮かんだ。それは「クリエーターがセルフプロデュースでき、プロジェクトごとに仕事を作っていけるサイト」だった。ブロードバンドが普及し、携帯電話が生活の一部として定着してきた。ネット環境の変化に伴い、一般の人が手軽にWebで動画をアップロード、ダウンロードできる。時代の変化が匹田氏の背中を押した。

マインドシェアという考え方

 アテディアは匹田氏自身の経験が活かされている。クリエイターとしてカリスマ的にはできない。実際、「アテディア」を構想する際、ひとりではなく、コミュニケーションをとりながらアイデアを膨らませていった。これが「マインドシェア」という発想につながった。

 また、今後はクリエイターが人から受注して待ちの姿勢ではなく、自分から何ができるかをアピールしていかなければならない時代になると匹田氏は読んでいる。クリエイターのフリーランス志向が高まる昨今では、、自らプロデュースして仕事を集めなければ単なる作業者として陳腐化していってしまいがちになる。これを解消していくような仕掛けを作れば、受け入れられるだろうと考えた。

 アテディアは日ごろ考えているアイデアを溜めることができるのが一番の売りの機能だ。アイデアは電車の中で閃くことも多く、忘れてしまうこともある。そのようなときに携帯端末から思いつきを「アイデアポッド」に投げておく。あとからマインドマップでアイデアをまとめ、「マインドシェア」という機能で編集し、保存することも可能だ。マインドシェアでは、キーワード検索があり、別の人が考えたマインドシェアを調べられる。この検索ではアイデアの相似が優先されて多角表示されるアルゴリズムだ。

 登録ユーザーにはマイページが与えられ、任意でプロフィールなど情報経歴を掲載できる。ここではパワーポイントのようなプレゼンテーションができ、自分をプロデュースできる仕掛けになっている。シェルフという機能では、自分の作品である動画、画像、音楽ファイルなどを制限付きで公開し、ジャンル分けとして自分でタグを付けられる。また、本人が許諾すればダウンロードもできる。

 作品を見る人には、プロフィールで作者の考えがわかり、どんなことをを考え、何をしているのかが伝わり、SNS機能によって相似したアイデアを持つ者同でつながることができる。相手が遠方に住んでいる場合にも、一緒に仕事ができるか尋ねたいときにskypeを利用してコンタクトを取ることが可能だ。

 アテディアをマインドシェア機能だけに特化させないのは、作品を作らなくても登録したユーザーから発想をもらうことができるという考えからきている。そして、興味を持った作品を紹介していくということで、アイデンテティを友達に出していくことができる。このような発想は文化的に定着してきているので、マインドシェアの面白さを十分広めていけると匹田氏はいう。

 マインドシェアについては、敷居を下げて多くの人に面白さを知ってもらい、さらに仕事で使えるようなものとする。これが第一弾と匹田氏は捉えている。クリエイティブ志向の強い人にアプローチし、その後はクリエーター、一般の人を取り込んでいきたいと匹田氏。ビジネスモデルとしては、マインドシェアの機能をBtoBとしてビジネス寄りなフィールドで活用をしてもらえるような展開を目指すことが今後の課題となるようだ。

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