ハイテク業界の健全性を示すもう1つの重要な指標であるIBMは米国時間1月15日、第4四半期の売り上げが予想を上回りそうだと発表した。技術サービス世界最大手の同社は、第4四半期の売り上げ10%増を発表すると見られる。IBMのCEO、Sam Palmisano氏によると、同社が売り上げを伸ばしたもう1つの要因として、アジア、欧州、新興国など、米国以外の市場での業績が好調だったことが挙げられるという。
より小さく、より低価格のモバイルコンピューティング端末のような新しい製品カテゴリの登場と、米国外の新興市場の成長はいずれも、世界のハイテク業界にとって大変良い兆候だ、とMercury ResearchのMcCarron氏は指摘する。
ある大変小さな新製品が、低価格コンピュータに対する需要の高さを示唆している。この傾向は、Intelにとっても、またハイテク業界一般にとってもプラスに働くだろう。台湾のPCメーカーAsusが最近発売した価格399ドルのサブノートPC「Eee PC」が発売以来、驚異的に売り上げを伸ばしている(35万〜40万台)。これは、中小規模のコンピュータメーカーにとっては励みになる話題だ。低価格ノートPCは新興市場で売り上げが好調な製品カテゴリであり、Intelがその需要に対処できるとなれば、今後低価格ノートPC市場が成長する可能性は極めて高い、とMcCarron氏は指摘する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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