前述したようにPFR-V1の音質は、とてもとんがっており、いわゆるキャラが立っている。中高音重視で歯切れが良く、解像感の高いスピーカーを探すなら、まずこの製品を視聴することをオススメする。音漏れはするが、スピーカー径が小さいので、室内の独り聴きなら、ヘッドホンのような感覚で使える。
ただしボンボン響くような低音重視で、どちらかといえばマイルドな音質を求めたい人には向かない。重低音なら耳を覆う密閉型ヘッドホンやカナル型が選択肢だ。買うか買わないかの基準は、やや細い重低音に満足できるか、どうかだと筆者は感じた。
PFR-V1の実売価格は4万円台半ば。ヘッドホンと比べると高価だが、据え置き型のスピーカーで同等の音質を探そうと思うと、割安感がある。リスニングルーム無しでこれだけのサウンドを楽しめるならむしろ安いぐらいだろう。
世の中、オーディオ機器に限らず凡庸な製品が多い中、PFR-V1は個性的で、独創的なサウンドを奏でる。視聴してハマったら、確実に欲しくなる中毒性のある製品だと感じた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス