「Web 2.0」は包括的な用語として急速に使い古されてしまったが、Web 2.0テクノロジの効果はきわめて現実的であり、印刷媒体とデジタル媒体の両方のメディア世界にいや応なく変化をもたらした。「ビッグメディア」界の大立者であるDisneyの元CEO、Michael Eisner氏も自ら、新しいウェブビデオ制作会社によってオンラインビデオコンテンツの制作と配信に勝負をかけることにした。
従来メディアの世界でかつて話題を集めたもう1人の有力者であるDan Rather氏も再び表舞台に姿を現した。今回はMarc Cuban氏のHDNetのキャスターとして新しいキャリアの一歩を踏み出した。Bush大統領の軍歴疑惑に関するRather氏の報道をめぐってブロガーたちが騒ぎ立てた結果、Rather氏はCBS Newsのアンカーを辞任した。このため、その皮肉の度合いはさらに強烈だった。しかし、Rather氏がNews.comに語ったところによると、同氏は新しい職務とジャーナリズムの世界の新しい定義に急速に適応しつつあるという。
科学とテクノロジの両方の分野で気候変動ほど注目を集めた問題もなかったかもしれない。この話題は今も批評家の怒りをかき立てている。それでも、長らくその登場が待たれ、国連によって招集された専門家による小委員会は、人間活動による二酸化炭素の排出と世界的な気候変動には密接な関連があるとの結論を下した。われわれはスタンフォード大学の科学者であるTerry Root氏に話を聞き、これが人類にとって何を予兆するものかを知った。
Root氏をはじめとする科学者の発言は、Frank Bowman氏には心地よい響きに聞こえるにちがいない。米原子力エネルギー協会(NEI)のCEOであり元海軍大将のBowman氏は、代替エネルギーに関するあらゆる議論で重要な役割を演じるようになると思われる支持者の代表を務めている。
このような環境問題も、「Second Life」に居住するますます多くの住人にとっては関係なかった。しかし、バーチャルリアリティという単語が世間に認知されるようになり、Second Lifeが新しい熱狂的支持者によってふくれあがるにつれて、一部の新参ユーザーは現実世界のマナーを忘れてしまった。彼らの怒りはAilin Graef氏という中国人女性実業家に向けられた。Graef氏のNews.comとのサイバーインタビューは、15分間にわたって空飛ぶ男性性器の群れや改ざんされたポルノ画像による「デジタル攻撃」の妨害を受けた。このエピソードは間もなく「YouTube」に掲載され、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)の適切な制限についての有名な論議に火を付けることとなった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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