[レビュー]そろそろ本気でHD録画--ソニー、Blu-rayレコーダー「BDZ-L70」の機能と装備とその実力 - (page 3)

ソニー
内容:昨年の発売から約1年。満を持してソニーのBlu-rayレコーダーに新機種が登場した。最新鋭の高圧縮録画H.264の搭載、使用シーンに合わせたモデル展開と、時代に合わせたラインアップを誇った新製品群。中でもHDビデオカメラと好相性の「BDZ-L70」をレビューした。

自動録画機能がパワーアップした「気になる検索」

 「おまかせ・まる録」など、自動録画機能の先駆者であるソニーらしい機能も満載されている。自動録画機能とは、ユーザーがあらかじめ入力したキーワードに関連する番組をレコーダーが探し出し自動的に録画する機能のこと。BDZシリーズには「x-おまかせ・まる録」機能が備わっており、キーワードだけでなく、ユーザーの録画・再生状況から嗜好を類推して自動録画を行うこともできる。

  • 番組表は3段階で切り替え表示が可能。3番組表示画面

  • 5番組表示画面。広告表示がないのでスッキリ利用できる

  • 7番組表示画面。

 「そんなの余計なお世話だ」という向きもあるだろうが、たとえば「釣り」「囲碁」「落語」など、趣味に関するキーワードや「ルーブル美術館」、「屋久島」、「デルフト」など、将来旅行したい地名などを入力しておくと、気がつかない番組を録画していて驚くことがある。もちろん好きなタレントや歌手、俳優がいるなら、そういった人名を入れてもいい。

 筆者は落語好きなのでキーワードに「落語」と入力してNHKの「日本の話芸」やTBSの「落語研究会」を録画している。BDZシリーズを1カ月も使っていると、予約漏れしていた昼の演芸番組や、落語家が出演したドキュメンタリー番組なども自動的に録画して、見逃さなかったことがしばしばある。

 こういう見逃していた番組をレコーダが救っていてくれたときのうれしさといったらない。思わず本体をなでたくなるぐらいだ。x-おまかせ・まる録は、日ごろは意識しないが、いちど使うと手放せない機能と言えよう。

 そんな便利な機能に加えて、新たに「気になる検索」機能が追加された。この機能は番組表や録画番組で“気になった”番組があった場合、関連する番組を見つけ出す機能。

 例えば「笑っていいとも!」を見ていて、気になる女優が出ていたら、「オプション」ボタンから「気になる人名」「気になるワード」を選ぶと、人名ならその番組の出演者の名前が一覧で表示され、ワードだと関連するジャンル名などが表示される。そこから文字通り「気になる」対象を番組表から探し出し、録画予約できる機能だ。

  • これが「気になる検索」機能の画面。番組表や録画済みタイトルでも利用できるが、放送中の番組や録画済み番組の再生中でも利用できる

  • 気になる人名検索をすると「石原良純」さんが気になったとしよう。名前を選び検索すると……

  • 出演番組の一覧が表示される

 例えば料理番組で「A」という女優と「B」という司会者が「海老のチリソース」の作り方を紹介していたとしよう。この場合「気になる人名」はAとBの人名が表示され、その人名を選択すると、他に出演している番組をピックアップする。

 「気になるワード」の場合は、グルメや料理などのジャンルを紹介するわけだ。一つの事柄から、関連する番組を見つけられるのでテレビ好きや知的好奇心の旺盛な人が楽しめる機能だ。

 このたびBSデジタルに新しく2局スタートした。まさに多チャンネルの恩恵を誰でも受けられる時代だからこそ、x-おまかせ・まる録や気になる検索機能が役立つはずだ。

  • では、同じ番組で気になるワード検索をしてみよう。この日の放送内容から「文豪」や「ものまね」がピックアップされている。ものまねの番組は? と検索すると……

  • 関連する番組が見つかった。あとは番組名を選べば予約可能だ

  • 番組名予約を使えば毎週、毎日録画している番組に放送時間の変更があっても追跡して録画する

  • スポーツ中継やバラエティ番組など見どころをダイジェストで再生できる機能も便利だ

  • ダイジェスト再生時間も「短め」「長め」など、好みに合わせて選択できる

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