いままでは、外出先での通信手段としては、PHSによる通信や、無線LANなどがあったが、PHSでは通信速度が遅く、無線LANは圧倒的にエリアが少ないなどの問題があった。そこで、type Tが採用するNTTドコモのデータ通信では、通信速度、エリアの面のいずれも問題が少ない。
そこで、気になる通信コストだが、専用の定額データ回線「定額データプランHIGH-SPEED」の場合、通信量によって変化するが月額4200円から1万500円まで。いくら使っても上限の1万500円を超えることはない。このほかにプロバイダ料がかかるが、NTTドコモから個人ユーザー向けには「mopera U」の専用プランが月額840円で提供される。
また、通信コストを抑えるためにもう1つの選択肢もある。NTTドコモのPHSのサービス終了に向けて代替サービスとして64Kbpsに通信速度を抑えたプラン「定額データプラン64K」も用意される。これならばどんなに使っても月額4200円の定額。プロバイダ料込みでも月額4725円。通信速度は期待できないものの、NTTドコモのFOMAのサービスエリアでいつでも通信できるメリットは同じなので、こちらも検討したい。
NTTドコモのFOMA携帯電話のエリアで使える通信サービスゆえに、使えるエリアの広さは証明されたようなもの。ふだん使っている携帯電話と同じエリアで使えると思えばよく、携帯電話と同じエリアという安心感は格別だ
たとえば、ノートパソコンの利用シーンとして、多いのは地上を走る電車の中。駅間の走行中でも通信がとぎれなく、高速で通信できる。PHSならば通信速度が遅く、駅に停車しているときだけ利用できる無線LANよりもずっと利用範囲は広い。
なお、高速で通信できるのはFOMAハイスピードエリアのみ。都市部ではほぼ問題がないが、郊外では通信速度の低下はやむを得ない。とはいっても最大384kbpsなので、極端に遅いと感じるほど速度低下するわけではない。
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