E-510は約1000万画素の高精細撮像素子が搭載されたデジタル一眼レフカメラだ。そしてそのなかにはライブビュー機能、ボディ内手ブレ補正機構、ダストリダクション、低ノイズな画質と現在デジカメに望まれている機能が惜しみなく搭載されている。それでいて小型軽量なボディのままであり、実勢販売価格も11万円程度と身近だ。これにダブルズームキットとなっている「ZUIKO DIGITAL ED14-42mm F3.5-5.6」と「ZUIKO DIGITAL ED40-150mm F4.0-5.6」と組み合わせればほとんどのシチュエーションで撮れてしまうと言える程の完成度だ。今すぐに買ったとしても十分に価値のある一台と言えるだろう。
このようにE-510は機能満載なお得感のとても強いカメラだ。しかし中級ユーザーのなかには軽量小型な点や外装の印象からカメラとしての質感や資質に不満を感じてしまう人もいるのではないだろうか。
もっともそのようなユーザーには先日発表されたE-3を勧めるという選択肢もあるが、プロユースを前提に設計されているE-3では、いきなりハードルが高くなってしまう恐れもある。そこでオリンパスにはぜひともE-510とE-3の中間に位置するカメラを創っていただきたい。E-510の機能に加え、メタルボディに可動式液晶モニター、2ダイヤル搭載で縦位置グリップを装着可能。これで実勢価格15万円程度ならさらに魅力あるカメラとなると思うのだが。オリンパスさん、いかがなものでしょうか。
フォトグラファー。雑誌、広告写真を中心に人物、商品、建築、舞台等を撮影。カメラ雑誌やウェブでは写真撮影と記事執筆を担当。人物のレポート記事では写真と文字の両面からのアプローチで内面に迫ると定評を得る。Photoshopによるレタッチの解説記事なども執筆。セミナーなどでは撮影指導も行う。近年は人と自然のつながりをテーマに作品を製作。日本各地で精力的な撮影を行う。CNET/ZDNetでは新製品デジカメ&ムービーのレビューを担当。今夏、長女誕生を機にHDビデオカメラを導入。ついにビデオ撮影&編集にも手を染める。
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