カーナビのとしての性能は、従来NV-U1にくらべ、大きく変化を感じていない。PNDタイプのカーナビの弱点とされる、ビル街やトンネルなど、GPSの電波が届かない場所での位置測定だが、新開発の「POSITION plus G」にバージョンアップされた。これは、従来のGPS、加速度センサー、気圧センサーに加え、ジャイロセンサーを追加、より自車位置の精度を高めたというものだ。
実際に走行すると、小さめの画面ながら適度な表示サイズで文字や地図などが見やすい。VICSを受信した後の渋滞表示も、線が太くも細くもなく、道路の表示をブロックすることもあまりなくて見やすい。また、昼と夜の表示も自動切換されるとともに、周囲の明るさに反応して液晶輝度が変わるため、夜間でもカーナビ画面だけが輝いているということもない。
さらに便利になったのは、クレードルががっちりしているため、タッチパネルの操作がやりやすくなったこと。なお、走行状態かどうかを自ら判断して、走行中の操作を制限するのは従来どおり。パーキングブレーキへの配線をしないPNDならではの装備だ。
早くもモデルチェンジされたソニーのPNDタイプのカーナビnav-uシリーズ。新型となるNV-U2では従来モデルで不足していた点をうまく払拭している。実際にはカーナビと排他利用になってしまうため、音楽プレーヤーや動画再生機能は使わない可能性もあるが、ないよりはマシであって困るものでもない。
問題があるとすれば価格。約6万円(オープンプライス/実勢価格)という価格は機能の少ないPNDタイプとしては少し高め。ビーコンを装備すると約8万円だ。簡易的だが自律航法機能を持っていることや、ビーコンに対応することなど、これらにメリットを見出せれば、最適な一台ではないだろうか。
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