カーナビでその操作性の良し悪しを判断するポイントとしては、目的地設定の簡単さという点がある。通常、カーナビの目的地設定は、エンジンをかけた状態で、走り出す前に設定するという、限られた時間で行う必要があった。
NV-U2の場合はパソコンで目的地設定や目的地の編集が自由にできる。この機能は以前のNV-U1でも搭載しており、緯度と経度を入力すれば、簡単に目的地などの設定できる仕組みとなっていた。
NV-U2でも基本的な仕組みは受け継いでいるが、今回新たに地図を媒介としたコミュニティサイト「PetaMap」と提携、そこで登録された場所を目的地として設定し、道案内を受けることが可能になる。
つまり、週末の予定をパソコン上でたてながら、そこで目的地をブックマークする。それをカーナビに簡単に移動して設定できる。もちろん、PetaMapの機能として、他のユーザーの情報を参考にしたりするなど、単なる場所検索だけでない情報も豊富だ。
具体的にはPetaMapでユーザー登録を行い、マイリストに登録した場所が専用の持ち出し用ファイルとして作成できる。それを、メモリースティックDUOの決められたフォルダに保存、NV-U2にメモリースティックDUOを装着して利用する。
NV-U2側では、メニューから「アプリケーション」→「ガイドブック」とタッチすると持ち出したスポットの一覧が表示され、スポットの情報を確認しながら目的地として設定できる。
また、有料であるが、ガイドブック情報サイトの「みんなのガイド屋さん」のデータも同様に利用できる。従来であれば、パソコンからカーナビへの情報伝達は、目的地を紙にメモしたりして、エンジンをかけた後の車内でカーナビに入れなおす必要があったが、NV-U2では、車内で登録から目的地を呼び出すだけでよい。また、車内でNV-U2を操作するにしても、バッテリー内蔵のためにエンジンをかける前からクルマのバッテリーを使わずに各種操作もできるのだ。
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