大規模なオフィスでは、ネットワークが充実している一方、プリンタまでの距離が遠かったり、大人数で共有していることの不便さを感じることもよくあるものだ。たとえば、距離が遠いとプリントを取りに行くこと自体が面倒に感じるし、自分のプリントがいつ出てくるかわらずに、取りに行くタイミングを逃がすことも。また、大量にプリントしている人の後ろにスプールがたまって、順番待ちになったり、すべて自分のプリントだと思ってデスクに持ち帰ったら、間にほかの人のプリントが混じっていたりということも……。
オフィスではこれまで、効率よく機器を利用するためにできるだけ集約する方向で進んできたが、最近では共有プリンタの持つ不便さを解決するために、個人のデスクや、小さなグループごとにサブプリンタを置いて補助的に使うケースも増えてきた。こうすることで、「共有のカラーレーザープリンタを使うほどでもないけれど、プリントして確認しておきたい」といった、ちょっとしたプリントをしやすくなり、ミスを減らせる利点がある。
共有のプリンタにプラスして、自分用のプリンタがあると、たとえば長文で来た重要なメールをプリントして吟味したり、項目が整理されて送られてきたメールをプリントしてチェック項目に使ったりするのにも便利。たとえ社内といえど機密性の高いメールは共有プリンタよりも卓上のプリンタから目の前でプリントしたいものだし、読み終わったらシュレッダーへ直行させやすい。
また、共有のプリンタで大量の資料をプリントする前に、卓上のプリンタでテスト版を作って、納得行くまで赤字入れるなどしてブラッシュアップさせるといった使い方にも便利だろう。
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