機能面での第一の注目点は「レグザリンク」である。これは、HDMIコントロール(HDMI CEC規格)とUSB接続、LAN接続を統合したリンクの総称となっている。「ユーザーからすると、接続規格が違ってもケーブルを繋いでいる点は同じなのでレグザリンクとして統合しました」。
HDMIコントロールでは、同社のノートPC「Qosmio G40」、HD DVD搭載レコーダー「VARDIA RD-A600/A300」やオンキヨー AVアンプ「TX-SA605/705/805/NA905」、ヤマハ シアターシステム「YSP- 4000/LC4000」の連携操作に対応。
HDMIケーブルで接続することで、電源や録画タイトルの視聴、レコーダーGUIの表示、AV入力の切り替えなどが本機のリモコン1つで可能になる。VARDIAのHD DVDなどを再生できるほか、VARDIAのGUI「見ながら番組リスト」をテレビ画面に呼び出して録画予約と再生が可能だ。オンキヨーのAVアンプでは、メーカー独自のCECコマンドによってアナログ音声の入力切り替えもできる。
ユニークなのはノートPC「Qosmio G40」とのHDMI連携だ。テレビの「機器選択」GUIでPCを選ぶと、Qosmioがスタンバイから復帰し、テレビ解像度の出力に切り替わる。
テレビ側はDot by Dot表示&PCファイン映像モードになる。これらの切り替えを全自動で行ってくれる仕組みだ。さらにテレビ機器操作のGUIで「Qosmio AV Center」「HD DVD PLAYER」「Windows Media Center」のPCアプリケーションを選んで実行も可能だ。
PCのAV機能を本機のリモコンで、あたかもテレビ内蔵機能のように操作できてしまう。選べるアプリケーションは、十字カーソル操作に対応したプリセットソフトのみで変更はできないが、Windows Media Centerが操作できるのでAV用途では十分だろう。
また、Qosmio内蔵のHD DVDドライブをHD DVDプレーヤーのように使うことも可能だ。現状ではQosmioの機種は限られるが、今後に期待したい機能といえる。
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