回る、動く、踊るエンターテインメントプレーヤー--ソニー「Rolly」 - (page 2)

ソニー
内容:卵形の手のひらサイズボディに、くるくると動き回るモーション。ソニー「Rolly」は、形、動きのどれをとっても既成概念を打ち破るデジタルオーディオプレーヤーだ。Rollyの基本性能や操作はもちろんその操作方法は? モーションの付け方は? 音はどこから? などあふれ出てくるRollyに関する疑問を解決する。

エンターテインメント“プレーヤー”その実力

 ソニーのリリースによるとRollyは「ソニーで培われたさまざまな技術を、ソニーがずっと考え続けている音の世界に活かした新しいリスニングスタイルの提案」と説明されている。これだけを読むと「?」なのだが、それぞれの機能の出所を説明すると、「なるほど」という気になる。

 まずRollyは音楽に合わせて動く(踊る?)ことをモーションという。この動きを生み出しているのが前述したホイールとアームだ。このモーションは惜しまれつつも開発が終了した同社のエンターテインメントロボット「AIBO」の技術が活かされている。

 モーションを作成するには曲調を解析して、ふさわしい動きにしなければならない。それを実現したのが同社のHDD搭載オーディオ「NETJUKE」シリーズが搭載している「12音解析技術」だった。

 これは、音声を12の音に分けて強弱や長さなどからフレーズやリフを解析して、音楽の特徴を分析する機能。さらにビート解析機能を搭載することで、曲にあったモーションを作成している。

 

 デザインから見ていこう。本体がゴロゴロするので丸っこいデザインになっている。アームが耳のようにパタパタするので、アニメのガンダム世代なら一目で劇中に登場する「ハロ」を思い浮かべるのではないだろうか。

 筆者はそれよりも1世代も2世代も前のアニメ好きなので、ハロというよりは1970年代に放送されていた「ろぼっ子ビートン」を思い出させるデザインになっている。どちらもアニメーターで漫画家の安彦良和氏が関わっているので雰囲気が似ているのかもしれない。どちらにしろ、ユーモラスなデザインになっている。

  • 動きを表現するアームとローラー部。ローラーの素材はシリコン系のゴムを採用する。将来交換パーツが発売されるかもしれない。着脱可能なのでカラバリも期待できる

  • バッテリ部。ふた部分にあえて重りを入れ、重量感を出しているのが特徴だ。重量は300g

  • 付属リチウムイオンバッテリは、音楽再生で5時間、モーション付きで4時間の動作が可能

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