もう難しいなんて言わせません!「iLife '08」バトンレビュー--第2回iMovie '08編 - (page 3)

礒村 浩一 (Isopy)2007年09月05日 21時19分
Apple
内容:アップルは8月7日、新型iMacとともにマルチメディアアプリケーションソフト「iLife '08」を発表した。大きな進化を遂げたiLife '08を、アップルファンであり、得意分野を持つ3名の執筆陣による3回の連載でお届けする。第2回の今回は、フォトグラファーのISOPYこと礒村浩一氏による「iMovie '08」レビューだ。

親しみやすい操作性で手軽にムービー編集

  • イベントライブラリに登録されたイベントは複数を1つに統合できる。その際に任意に名前を付けられるので、イベントの内容にあわせて整理しておくと管理もしやすい

 iMovie'08に読み込まれたムービーは日時ごとにイベント単位に分けられてイベントライブラリに登録される。このイベント同士は統合させることも可能だ。たとえば二日間にわたる旅行で撮影したムービーが日付ごとのイベントとして登録されていた場合、この2つのイベントを統合して「旅行」と名付けた1つのイベントとしてまとめてしまうこともできるのだ。まさに家庭のイベントごとにムービーを管理できるのである。

 各イベントを選択するとそこに収録されているムービーがソースビデオライブラリにフィルムストリップのように連続したコマとして表示される。このイベントの中から必要な部分だけを選択して、画面上部にあるプロジェクトウインドウにドラッグ&ドロップで並べて行くことでプロジェクトを作成していく。これらのプレビューは画面右上側にあるビューアに表示される。ユニークなのはフィルムストリップ状に表示されたムービーをマウスでなぞることで、プレビューがマウスの動きにあわせて表示されるということだ。このときマウスクリックの必要はない。

  • ソースビデオライブラリに展開されたビデオフレームの上にマウスポインタを持っていくだけで、ビューアにその場面の画像が表示される。そのままポインタを動かせばムービーが再生される仕組みだ。ポインタを動かす向きと速さで早送りも巻き戻しも自由自在。まるで時間を操るかのようだ。イベントライブラリ左下にある再生ボタン(もしくはスペースバー)を押せば通常再生となる

 左から右に向かって早くなぞれば早く再生され、ゆっくりなぞればゆっくりと再生される。もちろん逆方向の右から左へとなぞれば逆再生となる。ビデオソフトによくある、スライダーをマウスでつかんで動かすインターフェースよりも自然なサーチができ、より直感的なプレビューが可能だ。マウスを小刻みに動かせば1フレーム単位での再生も可能なので、正確な編集ポイントの設定にも適している。また複数のビデオクリップをまたがった大雑把なプレビューにも向いている。上から下へとマウスポインターをざっと流すように動かすことで、イベント全体の「斜め読み」ができるのだ。


>>「iLife '08」はどう進化したか?バトンレビュー--第1回iPhoto '08編 はこちらから

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