もちろん、心の浮き沈みはありますよ。南米にいた頃はアンデス山脈の奥地で海援隊の「思えば遠くへきたもんだ」が頭に響きながら長距離バスに揺られていました。事業がうまく行かない時は随分悩んで、落ち込みましたしね。当然、誰もがそうであるように仕事以外の悩みもありますし。
でも、気持ちが落ちたままだと何も始まらないでしょう。海外では「このままでは、日本に帰れない」というのがモチベーションだったし、いずれの時も「現状を改善、打破しなくては!」という思いが前に進んで行けた理由でしょうね。決してポジティブにすべての物事を進めてこられたわけではありません。
そしてなくてはならないものが「妻のバックアップ」です。
そこを聞いちゃいますか(笑)
ある時、妻が他人に話していた言葉を聞きました。
「あの人に付いていけば食いっぱぐれることはない。あの人ならなんとかしてくれる」と。
これを聞いたとき、素直に・・・・嬉しかったですよね。信じてくれていると。
人脈の有無って何なのでしょうね?僕は浅草雷門の下町出身者です。下町は義理人情に厚い。その反面、非常に閉鎖的なところもある。だから、義理を欠いては生きていけないんです。僕の基本にあるのは「期待をしてくれるなら、誠実な気持ちで返そう」という思いだけですね。
確かに、「人」は大事です。しかし、大会社であれば人は選べません。逆にベンチャーであれば自分で集めなくてはなりません。最適なタイミングで最適な人がいる確率は宝くじの当選確率と同じですよ。
だからこそ、意識的に補完し合いながらパワーを生むチーム作りが重要だと思います。
加えて、試行錯誤を重ねた結果、互いの意思疎通が出来るのは最大7人と考えています。この7人を1ユニットとして、「売るユニット」「造るユニット」「数えるユニット」として、互いに足りないところを補って行くことを常々考えながら、組織作りに反映させています。
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