人気ワンセグチューナの2代目--バッファロー「ちょいテレ(DH-KONE/U2)」 - (page 2)

バッファロー
内容:バッファローの「DH-KONE/U2」は、人気を博したUSBワンセグチューナ「ちょいテレ(DH-ONE/U2)」の新モデルだ。筐体デザインが一新されたほか、ワンセグの受信感度、オプション、付加機能まで、フルモデルチェンジと呼ぶにふさわしい改良が加えられた意欲作だ。

筐体がリニューアル。オプションアンテナの豊富さは特筆もの

  • 標準アンテナと、高感度アンテナの長さ比較

 筐体デザインは従来モデルから一新され、より直線的なデザインに変更された。そのぶん外形寸法はひとまわり大きくなったが、競合他社の製品に比べると小ぶりなほうだ。カラーリングは従来モデルと同じく、ホワイトを基調としている。

 録画機能やEPG、iEPG対応といった基本的な機能に加え、本製品では競合製品がサポートしている機能を軒並み取り込んでいる。たとえば、タイムシフト再生、データ放送、Vistaのガジェット対応などだ。こうした「いいとこ取り」は、利用する側として大いに歓迎したい。個人的には、録画した番組を再生する際の15秒/30秒スキップが可能な点を高く評価したい。

 また、2本以上の「ちょいテレ」を接続し、複数の番組を同時に視聴できる機能も健在だ。本製品を9台買って画面を3×3で表示……というのが現実的かどうかは定かではないが、そうした用途に耐えられる製品は、今のところ本製品が唯一である。

 USBコネクタはキャップで覆われており、PCとの接続時にキャップを取り外してUSBポートに挿入する構造になっている。キャップにはストラップが付属しており、本体後部に取り付けることができる。

 本製品で特筆すべきなのは、アンテナ類のオプションの豊富さだ。本製品には通常のアンテナのほか、高感度アンテナ、外付けアンテナ、家庭用アンテナに接続できるF型変換アダプタが付属している。受信感度に合わせ、これらを使い分けて利用できるというわけだ。

 特に、長さが30センチほどある高感度アンテナはなかなかパワフルだ。後述する電波感度の実験中も、通常のアンテナをこの高感度アンテナに交換しただけで、バッチリ受信できるようになったことが何度かあった。おそらくほとんどのユーザーは、この高感度アンテナを装着した状態で、本製品を利用することになるだろう。

 また、USB据置ケーブルが添付されているのも芸が細かい。一般にUSB接続のワンセグチューナは、PC本体に直結している状態よりも、延長ケーブルなどで本体から離して設置したほうが、受信感度はよくなる。単純にアンテナを交換するだけでなく、こうした選択肢も用意してくれているというのは、ユーザーにとってはありがたい話だ。

  • 標準アンテナを装着した状態で、PCに接続したところ。PCの右側面に装着した場合、アンテナが向かって手前に来るので、やや角度を調整しづらい

  • 高感度アンテナを装着した状態で、PCに接続したところ。全長30センチを超えるロングサイズだ

  • USB延長コネクタを経由して接続したところ。PC本体となるべく離すことで、ノイズなどの干渉を最小限に抑えることができる

  • 外部アンテナを接続したところ

  • F型アダプタを介し、家庭用のテレビアンテナと接続することも可能。電波状態がよくない室内であれば、この方法を用いて接続するとよいだろう

  • PCast TV for ワンセグの画面。左側にデータ放送、中央にテレビの画面、右にチャンネル一覧という構成はアイオーのSEG CLIPなどと同じ。現在表示されているチャンネルも見やすい

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