エニーミュージックは、音楽ダウンロード、HMVでのオンラインCDショッピング、FMオンエア情報を提供する会員向けサービスだ。利用登録手数料315円(登録時のみ)と利用料315円/月が必要となる。
サービスを利用するには、ルーターまたはルーター機能搭載のモデムが必要になるが、本体のネットワーク設定は簡単で、LANポートにケーブルをつなぐだけで自動的に行ってくれる。
エニーミュージックの利用登録は、「NES-1A」から行えるほか、パソコンからも行える。必要事項を記入したら、「NES-1A」のニックネームを設定するが、ニックネームは1度設定すると変更できないので、じっくり考えよう。
エニーミュージックには、最新J-POPから洋楽まで20万曲もの楽曲がそろっている。音楽配信サービス「Mora」と提携した楽曲のほか、エニーミュージックのみで配信している曲などのコンテンツがある。しかも、なんと20万曲以上のすべての楽曲で視聴が可能なのだ。1曲あたり30秒〜40秒で、ほとんどの曲でサビの部分が試聴に使われている。CDジャケットの画像やアーティストの画像も見られるので、“ジャケ買い”だってできる。さらには、自宅でゆっくり試聴できる上、すべてのアーティストのレビューもそろっている。しかも、リモコン操作で簡単に1曲単位で購入できるとなれば、ネットワークターミナルの本領発揮である。
アルバム単位でも購入でき、1曲ずつ購入するよりも割安であることが多い。同一アルバム内で複数曲を購入する時は、どちらのほうが安いか計算しておくのが賢い買い方だろう。
放送中のラジオ番組名や曲名、アーティスト名を表示したり、「NES-1A」内に楽曲情報を保存して、ダウンロードやCDの購入時に検索利用できる「FMオンエア情報」サービスもある。TOKYO FMをはじめとする全国38局のFM局と連携している。ラジオを聞きながらのリアルタイム情報だけでなく、昼間に聴いた曲を、自宅に帰ってから検索するという使い方もでき、「あれはなんて曲だったっけ?」なんて時も便利だ。もちろん、検索したお気に入り曲は、ダウンロードしたりCDを購入することもできる。
HMVでのオンラインCDショッピングを利用するには、HMVでの登録が必要だ。過去HMVでオンラインショッピングを利用したことがある人、すでにHMVのパスワードを持っている人はそのまま既存のパスワードを使用できる。試聴はできないが、文字情報とジャケットの画像、さらにレコメンド情報(過去の購入者の情報から同じような趣向を分析したもの)が見られる。もちろんHMVのセールの時期には、セールも開催されているのでぜひチェックしたい。
HDD内から音楽を転送するには、マジックゲート対応のメモリースティックが必要だ。現在販売されているものはすべてマジックゲートに対応しているが、もし古いものしか持っていない場合は、あらかじめ対応しているかどうかを確認しておこう。
なお、パソコン(Windows標準搭載の機能)でフォーマットしたものは、メディアエラーが出てしまい、一切の操作を受け付けない。もし誤ってパソコンでフォーマットしてしまった場合は、ソニーのサイトから「メモリスティックフォーマッタ」をダウンロードしてフォーマットしよう。「NES-1A」でメモリースティックを認識できるようになる。
なお、メモリースティックに転送するには、HDD内の転送したい曲を選んで、ツールから[メモリースティック]→[転送]で簡単に行える。約72分17曲のアルバムを転送してみると、約6分で転送が終了した。これでメモリースティック対応のカーステレオやポータブルオーディオプレイヤーでも再生可能になる。
「NES-1A」の一番のいいところは、パソコンのような難しい操作は一切なく使えることだろう。リビングに置いておけば、CDの入れ替えなどめんどうなことを一切せずに家族で音楽を楽しめる。なじみのあるリモコン操作だから、子供でも使えそうだ。キーボードやマウスはできるだけ使いたくないという人や、お手軽ミュージックサーバーとして使いたい人にもおすすめしたい端末だ。
なお、DLNAガイドライン対応のソフトがインストールされているパソコンなら「NES-1A」のデータをバックアップするだけでなく、パソコンに録りためた音楽を「NES-1A」で再生できる。対応しているパソコンはDLNAのホームページで確認してほしい。
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