Mac OS XとWindowsの連携はParallelsが取り持つ格好になっているので、たとえばSafariでは表示できなかったサイトのURLをコピーしWindows上のIEにペーストするなど、OSをまたいだコピー&ペーストも違和感なく操作できる。同様にWindows用のファイルなども、Mac OS XのデスクトップからWindowsのデスクトップへドラッグ&ドロップでコピーすればいい。たとえばMacとPCを2台用意して同じことをやろうとすれば、共有フォルダを作成したり、あるいはURLをファイル化するなど手間はそれなりにかかる。操作するマシンを変えるたびに、キーボードやマウスそしてディスプレイもそれぞれに対応した機器へと向き合わなければならない。そうした煩雑さは、Parallelsの導入で一気に解消できるのだ。
では、実際にどんなアプリケーションやサービスが使えるかという部分だが、これはかなりの広範囲に及ぶ。冒頭に述べたようにParallelsは仮想マシンであるため実際のPCに比べて制約は存在する。現時点ではDirectXのサポートがないため、特に3D効果をふんだんに使ったゲームなどは動作しないことが多い。一方でMicrosoft Officeや一太郎などビジネス向けのソフトは問題なく利用できる。Windows向けに提供されているシェアウェアやフリーソフトウェアなどもかなり利用できるだろう。SNSや有志のブログなどでさまざまなソフトウェアの動作情報が提供されているので、ネット検索をするだけでかなりの情報が得られるはずだ。
ソフトウェアだけでなく、USBで接続する周辺機器にも利用できるものがある。接続したUSB機器はParallelsの設定で、Mac OS Xで利用するかWindowsで利用するか個々に決めることができる。
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