達人インターフェースの快適ケータイと暮らす--DoCoMo D904i - (page 3)

NTTドコモ
内容:ケータイのインターフェースは、長らく代わり映えしていない。そこにメスを入れたとき、ケータイの使い勝手は一体どうなるのだろうか? DoCoMoのD904iは、既存のインターフェースを残しつつ、それをちょっとアシストするようなカタチで、まったく新しいユーザー操作の方法を取り入れている。この端末を持つヒトは、無意識のうちに「ケータイの達人」のように使いこなせるようになっているだろう。しかしD904iの奥深さは、ここに留まらないようだ。

女性を意識した薄型端末の登場

  • ミラーワイン

 D904iのサイズは110mm×49mm、厚さは16.8mm、重さ約114g。大きなディスプレイを前面に出したデザイン・アイデンティティはこれまでのモデルと変わらないが、D903iが厚さ18.2mmであったのに対して、D904iは同じスライドボディで16.8mm。これは正直「薄いな」という感動すら覚える。もちろん、90xシリーズの中でも最も薄いクラスだ。重さの114gは、D903iから約1g増加している。薄くなったので印象として重たさを感じるかと思ったが、その心配は無用だった。

 この薄型ボディを演出するカラーは4種類。スタンダードなカラーであるミラーブラックとスーパーホワイトは、白さ、黒さが寄り際だつ高級感が感じられるカラー。そしてオリジナルカラーとしてブリリアントピンクとミラーワインが設定される。

  • スーパーホワイト

  • ミラーブラック

 淡いピンク色のブリリアントピンク以外は男性にも違和感なく受け入れられるだろうが、色の設定から女性に支持されるかわいさ、クールさを意識しているように思われる。DoCoMoの703iシリーズで展開している薄型端末は、どちらかというと男性的なキャラクターの端末に振られていただけに、女性らしい薄型端末のカテゴリの充実はありがたい。

 ディスプレイは2.8インチWQVGA(240×400ピクセル)のTFT液晶が搭載される。普通に構えると縦長のが核のディスプレイになり、メールのリストや本文、i-modeのページを閲覧する際、またメニュー画面を表示させてみても、その一覧性は目を見張るモノがある。文字を最大サイズにしても12行表示、最小サイズにすると18行まで表示することができ、またフォントは太めのゴシックが採用されていて、最小サイズのフォントも読みやすい。

 縦長の画面を使いこなすには、これまでの十字キーでは役不足と言える。D904iは、これまで搭載してきたスクロールホイールと十字キーを兼ねたインターフェース、スピードセレクターを継承して搭載した。D903iでは金属だったホイールはプラスティックに変更されてしまったが、質感は金属感が残っていて良好だ。またこれまで以上にホイールは軽くなり、素早く回すとスクロール量が増えるターボモードも搭載している。

  • ボタンスイッチではなく、アシストスライドを採用。親指でディスプレイを軽く押せばオープンする

  • カラーに関係なく、ボタンのバックライトはブルー

  • スピードセレクターは健在。より軽くなり、早く動かすとターボモードになる

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