「Photoshop Elements 5.0」は単体でも販売されているが、ビデオ編集ソフト「Premiere Elements 3.0」組み合わせることでさらにクリエイティブな作品づくりが可能となる。デジタルカメラのフォトレタッチとビデオカメラの映像編集、2つの機能の連携作業もスムーズ。写真をスライドショーにしてDVDを作ったり、ビデオ編集の途中に写真を簡単に挿入したりと、作品づくりの可能性はどんどん広がっていく。2つの強力なソフトが1つのパッケージに集約された「Adobe Photoshop Elements 5.0 plus Adobe Premiere Elements 3.0」も発売されている。
最近増えてきたHDV方式のハイビジョン映像を、高画質のまま編集したい。ビデオ編集ソフト「Premiere Elements」は、今回のバージョンアップでHDVフォーマットに対応した。もちろん、デジタルカメラの動画機能で撮影されたビデオやWebカメラ、携帯電話など多くのフォーマットにも対応している。
もともと評価が高かった「Premiere Elements」の編集機能だが、新機能として初心者でも簡単に編集にチャレンジできる「シーンライン」モードが加わった。シーンラインではドラッグ&ドロップの簡単操作で、スライドショーを作るのと変わらない手軽さでビデオ編集ができる。サムネイルを並び替えればカットの順番が替わり、ドラッグでエフェクトの追加もできる。また、テロップ(字幕)効果やビデオ編集、プレビューもすべて1つのウィンドウで行えるので便利だ。
ビギナーにやさしいシーンラインは、これからビデオ編集にチャレンジしたいという人にはピッタリ。しかし、ある程度慣れたユーザーの、複雑な編集をしたいという要望にもちゃんと応えてくれるのがありがたい。
従来通り複雑な編集をする場合は、タイムラインを使えばいい。タイムラインというのは、ビデオの映像や音が時系列に並び、その配置を変更することでビデオを仕上げていくビデオ編集ソフト独特の画面だ。Premiere Elementsはオーディオトラックを最大99トラックまで増やすことができ、複雑な編集やエフェクトにも対応している。
完成したビデオからDVDを作るのも、豊富なテンプレートからメニュー画面を選ぶだけでアッという間に仕上がる。シーンごとに自動でチャプターが打たれるのも便利だ。また、DVDへの書き出しだけでなく、MPEGやWindows Mediaファイルといった、さまざまなフォーマットに出力することもできる。MPEG4で書き出せば、iPodやPSPなどのポータブル機器で映像を携帯でき、いつでもどこでもビデオを楽しむことが可能だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する