「ポッドキャスト」は文字通り、iTunesで落としてきた各種ポッドキャストを鑑賞できる。VGAサイズで配信してくれているビデオポッドキャストならかなり快適なクオリティで視聴可能だ。
「写真」は大画面スライドショーモード。サムネイル表示はなく、アルバムを選ぶと自動的にスライドショーがはじまる。これが何気なく楽しい。なんてことない写真でも、720pのHDTVで見ると「いい写真に見えてくる」から不思議だ。大画面ハイビジョンテレビで写真を見よう、といくつかのデジカメメーカーが提唱し始めているが、AppleTVがあれば誰でもどのカメラでもそれが実現できるわけである。
残念なのは、写真関係の機能は現時点ではスライドショーのみで、サムネイルから見たい写真を探して観る、という使い方ができないことだ。写真の撮影情報(撮影年月日など)も表示できない。もっと幅広く写真を楽しめるよう、充実させて欲しい。個人的にはiTunesでジャケットを並べて楽しむcoverflowのようなインターフェースで写真をぱらぱらめくって目的のものを探せる機能や、撮影日時によるカレンダー表示機能があってもいいと思う。
なお、写真はスクリーンセーバーでも使われる。スクリーンセーバーでは写真やアルバムジャケットを素材に使える。写真を選ぶと、さまざまなサイズの写真が画面を流れていくアニメーションを楽しめる。これはなかなかいい。
これでAppleTVの各機能がひととおり終了。使い終わったら電源を……切ろうにも電源スイッチはない。基本的に電源は入れっぱなしで、使いたいときにすぐ使えるという装置なのだ。だから放置しておいてもいいが、それだと電気を食うし、なんとなく気持ちよくない。
その場合は、リモコンの再生ボタンを長押しする(6秒くらい)。長く押しているとスタンバイモードになり、インジケータが消灯する。スタンバイになっているだけなので、次に楽しもうと思ったら、すぐ復帰する。待ち時間がないのはなかなか快適だ。
>> テレビにつないで使う据置型ビデオiPod--「Apple TV」(前編)はこちらからCNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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