今度はビデオもOK!--ソニー「ウォークマン NW-A808」はマルチメディアプレーヤーへと進化したか? - (page 5)

ソニー
NW-A808
内容:スタミナ再生を武器に、コンパクト化、高機能化に取り組んできた「ウォークマン」。今回のA800シリーズでは、薄さ9.1mmのスリムボディに2型液晶を内蔵し、動画再生までをサポートした実力派モデル。音質、動画再生能力、データ取り込み、操作感とウォークマン最新モデルを細部までチェックした。

動画再生のプラスα付き、プレーヤー購入の際は真っ先にチェック

 NW-A800は音楽プレーヤーとしての基本機能をしっかりと向上させつつ動画再生機能も備えた魅力的な製品だ。2型の液晶は小柄な本体を精一杯有効に使っており、薄型小型モデルでも動画再生を楽しめることを実感できる。

 音質もさらに磨きがかかっており、従来の携帯音楽プレーヤーでは聞き取り辛かった繊細な音が、浮き上がるように聞こえてくるのには感動する。付属のヘッドフォンとDSEEなどのクリアオーディオテクノロジーにより、楽器の音離れが良く、立体的なサウンドを楽しめるのも評価したい。

 動画再生については、画面サイズを考えれば長時間の視聴よりもちょっと見る程度のコンテンツ再生に向いていると感じた。たとえばビデオカメラで撮影した子供の映像などを持ち歩いたり、インターネット上の動画投稿サイトの画像をダウンロードして、それをネタに飲み会の席を盛り上げたり、そんな使い方に向いているようだ。

 いままで薄型プレーヤーと言えばiPod nanoが主流だったが、ほぼ同サイズで動画再生と音楽の高音質再生を実現したNW-A800シリーズは、携帯音楽プレーヤー市場の再編を促しそうだ。携帯音楽プレーヤーの購入を検討するなら真っ先にチェックすべき製品だと感じた。

 容量は動画再生が中心なら8Gバイトがオススメだが、予算を考えると動画と音楽をほどよく楽しめそうな4Gバイトモデルが最も値頃感がある。2Gバイトモデルは音楽中心のユーザー向けで動画再生を楽しみたいならがんばって4Gバイトモデルを選ぼう。

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