今度はビデオもOK!--ソニー「ウォークマン NW-A808」はマルチメディアプレーヤーへと進化したか? - (page 4)

ソニー
NW-A808
内容:スタミナ再生を武器に、コンパクト化、高機能化に取り組んできた「ウォークマン」。今回のA800シリーズでは、薄さ9.1mmのスリムボディに2型液晶を内蔵し、動画再生までをサポートした実力派モデル。音質、動画再生能力、データ取り込み、操作感とウォークマン最新モデルを細部までチェックした。

WALKMAN Launcherで転送も楽々

 パソコンからNW-A800シリーズに音楽、動画などのデータを転送するには専用のソフトが必要となる。音楽に関しては「SonicStage CP」、写真、動画については「Image Converter3」を使用する。

 初心者がこれらのソフトの使い分けで迷わないように新たに「WALKMAN Launcher」が同梱された。パソコンにNW-A800シリーズを接続するとWALKMAN Launcherが立ち上がり、操作したい機能を選ぶだけで対応ソフトが立ち上がる。これなら初心者でも迷わずに操作できそうだ。

  • 音楽の転送にはSonicStage CPを使用。ジャケット画像の関連付けもこのソフト上でできる

  • NW-A800を接続すると「WALKMAN Launcher」が立ち上がる。動画、音楽、写真、ダウンロードと、それぞれ異なる4つのソフトを使用するNW-A800シリーズを操作するガイドになるので使いやすい

  • ランチャーのアイコンにカーソルを合わせると機能の説明が表示される

  • デジカメ画像など画像を取り扱いたい場合は、「フォト」を利用する

  • 映像を視聴する場合は、「ビデオ」を利用。初心者にもわかりやすい

動画転送にはPCが必要、AV機器との直リンクが欲しいところ

 ちょっとガッカリしたのが動画の転送機能だ。前述したとおりNW-A800へ動画を転送するにはImage Converter3を使うしかない。テレビパソコンで録画したMPEG2ファイルやMPEG2で記録できるハンディカムの映像を取り込みNW-A800用の動画ファイルに変換して転送する。この動画データの変換にはほぼ実時間がかかるので、気軽に録画ファイルなどを転送できないのが不便だ。

  • 動画はImage Converter3で作成し転送する。対応ファイルはMPEG-4、AVC(H.264)形式のみ。フレームレート最大30fpsで解像度はQVGA(320×240ドット)になる。1ファイルあたり2Gバイトまでの動画ファイルに対応

  • インターネット上にあるビデオポッドキャストをダウンロードして楽しめる

  • こちらもポッドキャスト使用中の画面。ダウンロード済みなど、コンテンツの状態をひと目で確認できる

 できれば家電のデジタルレコーダー「スゴ録」シリーズが搭載する「おでかけ・スゴ録」に対応して欲しかったところだ。おでかけ・スゴ録は録画をしながら携帯用動画のMPEG-4を作成するので、再生プレーヤー(PSP)への転送にさほど時間はかからない。

 1時間番組でも1分程度で転送できる。たとえば朝のニュースをレコーダーから直接NW-A800に転送できたらどれだけ便利だろう。デジタルチューナーを搭載する機器でおでかけ・スゴ録を使えば、Image Converter3が対応していないデジタル放送の転送も可能だ。ぜひバージョンアップなどで対応していただきたい。

音声、画像、映像ファイルの取り込み方

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