女性の健康と美意識に関する調査--”個の時代を象徴する”百人百様なライフスタイルを持った女性たち

Webマーケティングガイド2007年03月26日 19時13分

 Webマーケティングガイドでは、女性の健康と美意識に関して調査を企画し、インターネット調査会社である株式会社マクロミルが保有するリサーチパネルに対して調査を行った。

 調査の対象は20代〜50代の女性206人で、年代は、20代が26.2%、30代が49.6%、40代が18.0%、50代が6.3%となっている。

 第3回目は、女性の日常生活における健康維持に対する意識について調査した。 その結果、多くの現代女性は自己実現をするための時間的余裕がなく、また手軽な方法で日常のストレスを解消していることが分かった。

 Q1では、「現在取り組んでいる習い事」と「今後取り組んでみたい習い事」について尋ねた。すると、現在取り組んでいる習い事は、「スポーツジム」が15人で最も多く、次いで「語学」が12人と続き現在、何らかの習い事をしている女性は、たったの20%前後に過ぎないことが判明した。

現在取り組んでいる習い事

 注目すべき点は「特になし」が138人もいるということで、この人数は全体の約70%近くに及び、今後、取り組んでみたい習い事の人数と比較すると、現在、生活上習い事に費やす時間的余裕がなく、やりたくてもできない、面倒臭い、チャンスがないなどの現状が浮かび上がってくるだろう。

 また、今後取り組んでみたい習い事では、「ヨガスクール」が48人と最も多く、2番目に「語学」の45人が僅差で続いている。

今後取り組んでみたい習い事

 「ヨガスクール」が人気を集めている背景には、多くのハリウッドスターや日本の有名人・著名人などが、実践している姿をメディアが頻繁に取り上げているということが大きな要因1つだと考えられる(参照:ホットヨガしようよ!東京発ホットヨガ無料情報de体脂肪燃焼!)。

 その他、ここ1年間での「ヨガ」を含むブログ記事の急激な増加を現象を考えると、口コミでの広まりもその人気の要因の1つだとも考えられる。

 過去360日間に書かれた、ヨガを含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ

 また、「語学」に関しても、「転職に最も有利な習い事」や「韓流ブーム」などで、テレビや雑誌、インターネットなど、メディアへの露出度が非常に高く、このような点が女性の心理をくすぐったというごとが考えられるだろう。

 過去360日間に書かれた、語学を含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ

 つまり、「この中にはない」「特になし」の82人も、今後メディアで何らかの習い事が露出度を高めれば、取り組んでみたいと喚起する可能性は大いにあるのではないだろうか?

 以上のようなことから、女性の習い事をするきっかけは、自分の「意思」というよりも、「メディアにおける露出度や注目度」が誘引していると考えられるのではないか。

 Q2では、「ここ1年以内に健康を維持するためにかけた費用」と「今後1年間で健康を維持するためにかけられる費用」はいくらかを尋ねた。

 すると、現在と今後の健康維持への費用は、それ程、変動がないことが分かった。

ここ1年以内に健康を維持するためにかけた費用

 各価格帯の年代的偏りはほぼ見られず、あくまで個々の女性の「収入と時間の制約」が関係していると考えられる。

 そして、ほとんどの女性は、「収入と時間」がある程度定められているため(参照:女性の生活、労働環境)、Q2の調査結果のように、費用の変動が非常に少ないということが導き出されている。

 第1回女性の健康と美意識に関する調査の結果と同様、現時点で健康維持のためにかける費用が10,000円以上の女性は40%弱という結果が出ており、半数以上の女性は費用がかからないよう、手軽な健康維持を心掛けていることが伺える。

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