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バイアコムの対YouTube秘密兵器M・サルミ氏、映像戦略を語る - (page 2)

文:Greg Sandoval(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年03月19日 10時34分
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 Salmi氏によると、ViacomがAtomを買収すると、MTV Networkのトップらが経営者の目から見た意見を自分に求めてきたという。Salmi氏はそのとき率直に自身の考えを述べた。

 Salmi氏はニュージャージーやハドソン川が見渡せる28階建てのオフィスから外を見つめ、「わたしはその時『こうすればよい』と即答した。あまりに早く答えが返ってきたので彼らは驚いたと思う」と回想した。

 もちろん、Viacomが衝撃を受けたのは、ウェブを理解するには同社がメディアとしてあまりに古いというポイントだ。「彼らが若者の間で確立したブランド力や、彼らが集めた若いユーザーをビジネスにつなげる方法はいくらでもあった。社員は全員がインスタントメッセージングを利用している。これを自社開発する技術はなかったが、サードパーティーシステムに自社ブランドを付けるようなことは考えなかったのだろうか?」とChanko氏は語っている。

 このような認識を払拭すべく、Salmi氏は同巨大メディアにおいて複数の技術プロジェクトを主導した。同氏は、人気番組のファンが自分のMySpaceページやブログに映像を投稿できる組み込みコードを提供するアイデアも支援した。このコンセプトは、ほかのサイトに映像を組み込むYouTubeのツールと似ている。

 Salmi氏はまた、テレビやウェブのプラットフォームを超えてコンテンツを融合させる試みにも取り組んでいる。ウェブの番組は、Comedycentral.comやAtomFilmsの番組の映像を含んだ新しいシリーズとなっている。

 Salmi氏が何としても取り組みたい作業の1つが、Viacom傘下のさまざまな企業が開発した技術の活用方法を模索することだ。英国などでは、MTV Networksが24時間放映のユーザー投稿型テレビ番組Fluxを持っている。これは、ユーザーがウェブサイトを訪れて映像を投稿するとコンテンツがテレビで放映される仕組みだ。日本では、携帯電話のコンテンツをテレビに投稿できるサービスをMTV Networksが提供している。

 Salmi氏によると、Viacomのウェブの売上額がテレビのそれを超えるようなことは当面はないという。同氏は、「個人的には、テレビを支援することが自分の大きな役割だと思っている。テレビ関係者が壁越しにデジタル関係者にコンテンツを投げ、その一部をデジタル関係者がまた投げ返すような状況にすべきではない。テレビ番組やオンラインゲームに関してクリエイティブなビジョンを描く人物が、すべてのプラットフォームのビジョンを主導すべきだ」と語っている。

 YouTubeとの問題がどのような結末を迎えると思うか尋ねたが、Salmi氏はその質問には答えてくれなかった。しかし同氏は、YouTube創業者のSteve Chen氏とChad Hurley氏とは友好的な関係にあり、今でも問題解決を望んでいると語った。

 Salmi氏は、「Viacomが『(YouTubeで)われわれのビデオを見て欲しくない』という戦略を掲げたことはなかった。われわれは配給会社になりたいと考えている。iTunesやComcastとは配信契約を結んでおり、先ごろ(オンライン映像会社の)Joostとも契約に至った。われわれは、これを独力でやろうとは考えていない。しかし、もしだれかがわれわれのコンテンツで利益を上げていたら、『われわれのコンテンツを配信したいなら契約して欲しい』と伝える。仕事上の関係なら業務契約を結ぶべきだ」と語った。

 同氏は、「YouTubeとは単に同意に至らなかっただけだ。しかし、契約を結びたい考えがあることは確かだ」と加えた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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