パケット定額制に関する調査(上)--パケット定額制に加入しない最大の理由は"料金"と"携帯依存症への不安”!? - (page 2)

Webマーケティングガイド2007年03月07日 21時19分

 Q2では、Q1で「パケット定額制に加入していない」と回答したユーザーに対して、月々のパケット代(平均)を尋ねた。その結果、最も回答が多かったのは「1,000円以上〜3,000円未満」で40%、次いで「1,000円未満」の23%、そして「3,000円以上〜5,000円未満」の15%と続く結果となった。

月々のパケット代(平均)

 現在、各社が提供しているパケット定額制の相場は4,000円前後である(注1)ことを考えると、パケット料金が3,000円未満である63%のユーザーは正しい料金プランの設定が出来ていると言えるであろう。

 また、注目すべきは自分のパケット代を「わからない」と回答したユーザーが14%もいるという事である。この理由としては、比較的金銭面での余裕があるモバイルユーザーはわざわざ請求書の「パケット通信料」を見ない、もしくは最初からパケット代という認識が希薄なのではないだろうか。

※こちらのデータに関しては、クロス集計をする事で、年代別のパケット使用量の実態をつかむ事が出来ます。ご興味をお持ちの方は、お気軽にお問合わせください。

 最後のQ3では、Q2同様にQ1で「パケット定額制に加入していない」と回答したユーザーに対して、パケット定額制に加入していない理由を尋ねた。回答結果は以下の通りである。

パケット定額制に加入していない理由

 上記回答からもわかるように、多くのユーザーがパケット定額制に加入しない理由は"料金”と"携帯依存症への不安"にあるようである。料金については、「パケット定額制の料金自体を高い」と思っているユーザーもいれば、「月々のパケット代が異なる為に加入する事で得をするのか、それとも損をするのかがわからない」と悩んでいるユーザーもいる。不安については、パケット定額制に加入する事で携帯電話ばかりを使用してしまうのではないかという声も多く見受けられる。多くのユーザーは携帯電話の便利さや楽しさを知っていると同時に、もう一方ではそれに依存しすぎてしまう事をよしとしていないようである。

 また、「プランの変更が面倒」という意見も多く見られる。携帯電話は便利さが真骨頂であるにもかかわらず、契約内容の変更は意外に手間や時間を要する事が多々ある。このあたりに関しては携帯事業者の取り組みに期待するばかりである。

 次回「第1回パケット定額制に関する調査(下)」は、パケット定額制に加入しているユーザーを対象にしたエントリーとなります。

注1
ドコモ:3,900円/月(税込4,095円)
au:4,200円/月 (税込4,410円) ※最大パケット利用額
ソフトバンク:4,200円/月(税込4,410円)※最大パケット利用額

 本調査は、業界の全般的な調査となっております。
あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。

サンプル数  :300
調査期間   :2007年03月05日〜2007年03月05日
調査方法   :モバイルリサーチ
調査機関   :ネットエイジア株式会社
対象者    :15歳から49歳の男女

 本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。
アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。
調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わせください。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]